ゴジラ最新作スタッフ発表、脚本・総監督は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏に決定
ゴジラ最新作スタッフ発表、脚本・総監督は庵野秀明氏、監督は樋口真嗣氏に決定

 ゴジラ最新作の製作体制が決定し、人気アニメーション「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親である庵野秀明氏が脚本・総監督を、『のぼうの城』や『進撃の巨人』の樋口真嗣氏が監督を務めることが発表された。

 東宝から庵野氏へオファーがあったのは2013年1月末のこと。2012年12月にエヴァ:Qを公開して以降、精神的に不安定な状態だった庵野氏は、いったんは断るものの東宝の誠意と樋口監督の熱意に心が動かされ、引き受けることに決めたという。庵野氏は「過去の継続等だけでなく空想科学映像再生の祈り、特撮博物館に込めた願い、思想を具現化してこそ先達の制作者や過去作品への恩返しであり、その意思と責任の完結である、という想いに至り引き受けることにしました。」と語った。そして「エヴァではない、新たな作品を自分に取り入れないと先に続かない状態を実感し、引き受ける事にしました。」と続けた。

 また、今回監督として起用された樋口氏は、庵野氏とは30年来の盟友であり、2012年の『巨神兵東京に現わる』でもタッグを組んだ経験がある。樋口氏は「その復活に胸躍らせて映画制作の現場に忍び込んで三十年が経ち、その現場で目の当たりにした理想と現実の差を自由なアマチュア映画の世界の第一線を走っていたヒーローにブチまけてからも三十年。ついに時がきました。」と喜びのコメント。「この偉大なる神を生んだこの国に生まれたこと、特撮という仕事に巡り合え、続けてこれたこと、そしてこの機会が巡ってきた運命に感謝しつつ、来年、最高で最悪の悪夢を皆様にお届けします。」と意欲を見せた。

 なお、ゴジラの【足型】も発表。詳細は、まだ明らかにされていないが、これまでで最大とされるハリウッド版『 GODZILLA』の108メートルをはるかに上回る過去最大のゴジラが誕生する。

◎公開情報『ゴジラ』
2016年夏 公開予定