精華女子高等学校吹奏楽部のアルバムがビルボードクラシックチャート1位、2位を独占
精華女子高等学校吹奏楽部のアルバムがビルボードクラシックチャート1位、2位を独占

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albumsは、精華女子高等学校吹奏楽部のアルバム『熱血!ブラバン少女』『挑戦!ブラバン少女』がそれぞれ首位と2位に同時チャートインとなり、3位以下を大きく引き離す結果となった。

 福岡県にある私立女子高吹奏楽部、精華女子高等学校吹奏楽部。全日本吹奏楽コンクール<高校の部>で7回連続金賞を獲得し続けている有名校で、全日本マーチングコンテストにおいても14回出演し全て金賞を獲得する実績をもつ。創立35周年記念に発売されたファーストアルバム『熱血!ブラバン少女』は2014年2月の発売以来断続的な人気を維持し、これが31回目のチャートイン。同年12月に発売されたセカンドアルバム『挑戦!ブラバン少女』は9回目のチャートインとなった。2月7日、8日に行われた定期演奏会は前売り完売と、根強いブラス・ファンたちからの熱い人気ぶりを見せる結果となっている。

 良質のクラシック名曲集で、良質な育児環境を。クラシック音楽の初心者向けに定番曲を集めて収録した、情操教育用CDシリーズ6アイテムが、14位以下に一挙全点チャートに返り咲く快挙となった。ほぼ同点でのチャートインのため、全アイテムをセットで購入した結果が反映されたと見られる。内容は「さわやか目覚めの音楽」「すくすくメロディー」「さわやか笑顔の音楽」などのテーマに合わせ、室内楽やピアノソロ、コンチェルト、シンフォニーまで幅広く対象とし、クラシック入門者へ向けて定番曲の多いコンピレーションアルバムとなっている。保育や音楽教室の現場で推薦されているようだ。

 また4位には2015年3月4日発売の『「宇宙戦艦ヤマト 2199」からの音楽』が初登場。2014年4月に心機一転、新体制でスタートをきった大阪市音楽団の新作で、2014年10月に行われた第109回定期のライブ録音となっている。プログラムは音楽監督である宮川彬良の作・編曲を中心としており、特筆すべきは映画「宇宙戦艦ヤマト2199」の劇中曲を集めたところだろう。1974年に放送された「宇宙戦艦ヤマト」オリジナル楽曲に加え、新作のために書き下ろされた新曲も演奏し、宮川 泰・宮川彬良親子作品の集大成といえる内容になっている。

text:yokano