ほぼ中学生アイドル 乙女新党が新体制で初ワンマン、推せる将来性で来年夏も大成功なるか
ほぼ中学生アイドル 乙女新党が新体制で初ワンマン、推せる将来性で来年夏も大成功なるか

 ポジティブな2軍(ほぼ)中学生アイドル 乙女新党が、12月27日に渋谷 TSUTAYA O-WESTにて新体制では初めてのワンマンライブ【乙女新党 ワンマンライブ ビバ!乙女の大冒険っ!!】を開催し、チケット完売の超満員の会場を舞台に瑞々しいアクトを披露した。

 2012年に4人組アイドルグループとして結成、翌年よりCDリリースをスタートしてきた彼女たちは、今年の夏にメンバー2名が卒業。同時に新メンバー4名が加入して活動を新たにすると、秋には6人体制になって初めてのシングル『ビバ!乙女の大冒険っ!!』でオリコンデイリーで初登場9位を記録と、2014年の乙女新党は大きな節目を乗り越えてきた。

 そんな同シングルタイトルを冠したこの日のライブは、前述通りチケットがソールドアウトする大盛況に。オープニングムービーが上映された後、颯爽と登場した6人がステージ上に一列に並ぶと、ヒャダインこと前山田健一作詞、シクラメンの電球作曲のデビューシングル曲で、ブリブリと響く重低音が心地よい「もうそう★こうかんにっき」よりライブをスタートさせた。

 この日のセットリストは4人時代に発表した4枚のシングルと1stアルバム曲に加えて、前述の最新シングル曲やc/wに収録のユニット曲など、現存する楽曲のほとんどをセレクト。楽曲は奇抜さよりも丁寧さに惹かれるサウンドが主を占めるが、そうした傾向はかわいらしいダンスや衣装のデザインにもよく表れている。冒頭で紹介したキャッチコピーにもあるように、メンバーは2人の13歳から15歳、15歳、16歳、17歳と若いため、総じて見守りがいのある将来性を有しているアイドルだ。

 とはいえ現体制は今年の半ばから。夏にはメンバーらが“地獄”と称した合宿などでチーム力を育ててきたようだが、特に新加入の4人はまだまだステージに対して不慣れさを感じさせる所は多い。ただ、その分、場数を重ねた今後への期待値は高まる。それほどライブ性も高いグループといえるだろう。

 ライブは終盤にかけて4人時代からの代表曲をたたみかけ、アンコールでは自己紹介ソングを6人版に更新した「新・乙女新党のうた」、観客からの声に応えたダブルアンコールでは「ビバ!乙女の大冒険っ!!」を再演と、最後まで見どころ満点のステージをお届けした新生 乙女新党。なお、終演後には特報として2015年夏にワンマンを行うことを発表、運営は自らのクビをかけてファンに喜んでもらえる場を抑えるという。


◎シングル『ビバ!乙女の大冒険っ!!』
2014/11/26 RELEASE
[初回限定盤A(CD+DVD)]
VPCC-82649 1500円
[初回限定盤B(CD+DVD)]
VPCC-82650 1500円
[通常盤]
VPCC-82321 1000円