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E.T.A.ホフマンの『くるみ割り人形とねずみの王様』は、クリスマス・イヴの夜に少女が体験する、ちょっと不思議な物語。人形たちとねずみたちの激しい戦争、人形の国と現実の世界を行き来する幻想的な旅路は、常に夢と現実の境目を行き来する。チャイコフスキーの音楽でバレエ『くるみ割り人形』が初演されて以来、100年以上経っても様々な解釈で違うヴァージョンが作り出され、世界中で愛される、クリスマスの季節の風物詩だ。
この冬、東京バレエ団がおくる『くるみ割り人形』は、少女クララが、「くるみ割り人形」から変身した王子とともに、人形たちとねずみたちの戦争、妖精たちがめくるめく舞いを見せる雪の国、そしてふしぎな国の楽しい宴を旅する、ワイノーネン版。プロジェクション・マッピングによる驚くべき仕掛けでファンタジーの世界を描くという、見逃せない演出だ。主演カップルはロシアの妖精オブラスツォーワとシュツットガルトの貴公子ラドメーカー、そして東京バレエ団の新星カップル沖香菜子と梅澤紘貴と、新鮮な顔合わせの2組となっている。
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