ワン・ダイレクションの歴史的快挙にまつわる7つのこと
ワン・ダイレクションの歴史的快挙にまつわる7つのこと

 初登場1位の4thアルバム『フォー』で歴史を作ったワン・ダイレクションだが、同アルバムでの快挙について注目すべき7つのポイントをまとめてみた。

1.彼らは米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”の58年の歴史において、デビューから4作連続初登場No.1を獲得した唯一のグループである。ちなみに昨年の『ミッドナイト・メモリーズ』で既に、グループとしては初めてとなるデビュー以降3作連続アルバム初登場No.1を樹立していた。

2.彼らは同記録を達成した最初の“グループ”ではあるものの、アーティスト全体としては4番目となる。ブリトニー・スピアーズは(1999-2003年の間で)デビューから4枚のアルバムで初登場1位を記録。DMX(1998-2003)とビヨンセ(2003-2013)は、デビュー以降5作で初登場1位を記録している。

3.『フォー』の38万7,000枚セールスという数字は、今年の初週売り上げ記録の第2位となる。ちなみに、トップはテイラー・スウィフトの『1989』だ(128万7,000枚)。

4.これにより、ワン・ダイレクションとしては、2013年12月に初週54万6,000枚セールスを記録した前作『ミッドナイト・メモリーズ』に次いで最も多い週間売り上げを記録した。

5.また、同アルバムはワン・ダイレクションにとって単に4度目のNo.1アルバムというだけでなく、3年以内で獲得した4度目のNo.1アルバムとなる。デビュー・アルバム『アップ・オール・ナイト』は2012年3月にリリースされ、それに続く『テイク・ミー・ホーム』は同年12月にリリースされている。

6.ワン・ダイレクションは、デビューからスタジオ・アルバム4作品がNo.1に到達したわずか3グループのうちの1つである。ワン・ダイレクションのアルバムは全て初登場1位をマークしているが、ザ・モンキーズ(1966-1967)とキングストン・トリオ(1958-1960)は、最初の4作品が最終的にNo.1を獲得している。(“Billboard 200”で初めて初登場1位を果たした作品は、エルトン・ジョンの1975年の『キャプテン・ファンタスティック』だった)。

7.総体的にみると、デビューから連続してスタジオ作品4作が同チャートの1位に到達したのは、ワン・ダイレクション、ビヨンセ、DMX、キングストン・トリオ、ザ・モンキーズ、ブリトニー・スピアーズと、わずか6組のアーティストのみとなる。