ワン・ダイレクション 最新作『フォー』が全米1位に、4作連続首位デビューで快挙
ワン・ダイレクション 最新作『フォー』が全米1位に、4作連続首位デビューで快挙

 ワン・ダイレクション快挙!4thアルバム『フォー』が、4作連続首位デビューを果たした、12月6日付アルバムチャート。

 初動枚数39万枚と、まったく勢いの衰えをみせないワンダイ。2011年のデビュー作『アップ・オール・ナイト』から4年連続、4作オールNo.1獲得を果たし、アイドルグループとしては史上初の快挙を果たす。また、UKやニュージーランドなど主要国でも首位デビュー、すでに全世界累計で100万枚近く売り上げているというこの結果に、もはやメディアも“流行”のひと言では済ませないだろう。

 しかし、そんなワンダイの首位獲得を阻止するかの如く、3週連続でNo.1をマークしたテイラー・スウィフトの『1989』も、4週目にして20万枚を突破する週間売上げを獲得し、すでに220万枚を突破した。2位にダウンしたものの、この数字は首位に相当するものだ。

 そんな中、シーズンの到来と共に3位まで上昇したのが、日本でも大ブレイクを果たしているアカペラグループ、ペンタトニックスのクリスマス・アルバム『ザッツ・クリスマス・トゥ・ミー』。先週の8位から急上昇し、1週で10万枚を獲得。先行シングル「メアリー、ディッド・ユー・ノウ?」も大ヒット中で、若年~アダルト層まで、幅広い支持を得ていることもヒットの要因だろう。今年のホリデー・アルバムは、本作が目玉かと思われる。

 また、いまだロングヒットをし続けている、マイケル・ブーブレの『クリスマス』は、今年もTOP10入り(9位)を果たす。2011年にリリースされたこのアルバム、2012年の年間2位をマークする大ヒットをみせると共に、同2012年の冬に再びTOP10入り、そして昨年末もまた、TOP10入りと4年連続でランクインしているのだ。マライア・キャリーの『メリー・クリスマス』(1994年)と共に、殿堂入りすることは間違いない。

 さらに、「レット・イット・ゴー」で今年大ブレイクを果たした女優、イディナ・メンゼルのホリデー・アルバム『スノー・ウィッシズ』も、先週の16位から10位へ、初のTOP10入りを果たす。アルバム・チャートは、徐々にクリスマス・カラーで染まりつつあるよう。

 2002年、「ハウ・ユー・リマインド・ミー」が年間首位を獲得したロックバンド、ニッケルバックの8thアルバム『ノー・フィックスド・アドレス』は4位に初登場。その「ハウ・ユー・リマインド・ミー」含む3rdアルバム『シルバー・サイド・アップ』(2位)から、6作連続のTOP10入りを果たし、不動の人気を証明した。