テイラー・スウィフト 「ブランク・スペース」が全米シングルチャート2週目の1位に
テイラー・スウィフト 「ブランク・スペース」が全米シングルチャート2週目の1位に

 2015年度1週目、12月6日付のHOT100チャートは、テイラー・スウィフトの「ブランク・スペース」がNo.1を獲得してスタート。

 「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」にかわって、連続首位獲得を果たした、テイラー・スウィフト。2014年間では通算7週のNo.1を獲得し、アルバム『1989』は3週連続の首位、200万枚を突破した。アメリカだけにとどまらず、全世界でこのテイラー旋風を巻き起こし、新女王の貫禄をみせつける。

 その座を狙うべく、今週TOP3入りしたのはホージアの「テイク・ミー・トゥ・チャーチ」。地元、アイルランドでも2位に留まっていることから、先立ってアメリカでNo.1を獲得するかということにも注目が集まるが、すでにベルギーでは首位に躍り出た。宗教的な内容とキャッチーとはいえないサウンドを含め、解釈が難しい曲だが、それだけに時間をかけてジワジワと、その人気が拡散してきている。No.1獲得はならなくとも、間違いなくこの後もロングヒットを記録するだろう。

 先日開催された、【アメリカン・ミュージック・アワード】で大絶賛されたサム・スミス。今年の一番人気曲との声も高い、「ステイ・ウィズ・ミー」に続いてTOP10入りした「アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン」が、9位から7位に上昇した。「ステイ・ウィズ・ミー」に匹敵する美しいナンバーで、首位獲得を逃した前曲の雪辱を晴らすか、この曲のチャートアクションは見逃せない。グラミー賞までにTOP3入りできれば、No.1獲得は間違いないかも!?

 TOP10内は、8位にニック・ジョナス、9位にアリアナ・グランデ、10位は再々浮上のエド・シーランと、下位も若手で独占。TOP10以下も、ビッグ・ショーン(11位)、アイ・ラヴ・マコーネン(13位)、ミスター・プロブズ(14位)と、今勢いのあるラッパー陣が上昇していて、時代の入れ替わりを感じさせられる。

 その中でも、今年大ブレイクを果たした、ぽちゃカワ歌姫こと、メーガン・トレイナーの2ndシングル「リップス・アー・ムーヴィン」が、先週の38位から19位へ、一気にジャンプアップ。公開されたビデオの視聴回数が好調で、急速にポイントを伸ばしたこの曲。今回は失恋ソングということで、「ダメ男を早く振り切って!」というメッセージをこめた、Re:応援歌に。デビュー曲から2曲連続の首位獲得なるか、期待したい。

 今週のアルバムチャートでNo.1デビューを果たした、ワン・ダイレクションは、先行シングルの「スティール・マイ・ガール」(29位)をはじめ、3曲がエントリー。また、日本でも大ブレイクを果たしているアカペラグループ、ペンタトニックスの「メアリー、ディッド・ユー・ノウ?」は、26位にデビューを果たした。