ニューヨーク・ブルックリンのウィリアムズバーグにあるレコード店、ラフ・トレードの外で11月4日の早朝、銃撃事件が起きた。ターゲットとなったのはラッパーのフレディ・ギブスだったという。

 ニューヨーク・ポスト紙によると、銃を持った男がギブス一行が乗っていた黒いGMCデナリ(車種)に走り寄り、中に向かって発砲したとのこと。ギブスたちは同レコード店でのパフォーマンスを終え、ワイス・アベニュー近くの北9番ストリートに駐車していたという。

 ギブスは同紙に対し、ターゲットにされた理由を「俺がフレディ・ギブスだからだ」としつつ、「ヤツラは2パックを殺そうとした。そして俺を殺そうとした。俺はまだ生きている」などと話している。

 なお、銃を持った男は監視カメラの映像に映っており、同ショップの店内や周辺でギブス一行と共にウロウロしていたという。ギブスは、その男や事件の前に同人物と一緒にいた別の男の写真を警察に見せられたものの、誰だか特定することができなかったという。

 被害者のひとりが足を撃たれ、もうひとりが手を撃たれているが2人ともベルヴューホスピタルに運ばれ、容体はともに安定しているそうだ。