マディ&テイ(Maddie&Tae)の「ガール・イン・ア・カントリー・ソング」が、米ビルボードの“カントリー・エアプレイ”チャートにて11位から9位に浮上し、トップ10入りを果たした。同チャートのトップ10に女性デュオが入るのはおよそ8年ぶりのことだ。

 ザ・レッカーズ(ポップ・スターからカントリーに転向したミシェル・ブランチとジェシカ・ハープによるデュオ)の「マイ、オー・マイ」が2度目のトップ10入りを果たした2007年1月20日付けのチャート以来、女性デュオがトップ10入りすることはこれまでなかった。

 “カントリー・エアプレイ”を含む全ての全米チャートは、Billboard.comにて10月30日に更新される。

 また、マディ&テイの同曲は、2006年7月に11位から8位に浮上したザ・レッカーズの「リーヴ・ザ・ピーシズ」以来、久しぶりにトップ10入りした女性デュオによるデビュー・シングルにもなっている。ちなみにその「リーヴ~」は当時、No.1の座に2週間留まった。

 ニールセン・サウンドスキャンによると、「ガール・イン・ア・カントリー・ソング」は10月19日締めの週間調査にて30万5,000ダウンロードを記録し、11月1日付けの“カントリー・デジタル・ソング”チャートで最高位6位をマーク。同曲は、11月4日にリリースされる彼女たちのセルフタイトルEPからの先行トラックだ。

 マディ・マーロウは最近のカントリー・ヒット曲について、「(多くの曲は)ものすごく色気ムンムンの女の子を登場させているわね。そういう女の子はたいてい裸足で、短く切ったジーンズに上はビキニで、ぴったりくっついて踊っているの」と説明。一方のテイ・ダイは、「そういう曲についてどう思うかを歌ったら面白いんじゃないかって思ったの。確かに男の子達の前では格好よく見せたいけど、それが全てじゃないわ」と続ける。

 アーロン・シュルツとの共作による同曲のなかで2人は、「口笛を鳴らして“ヘイ、ガール!”って言いながらついてくるのが聞こえるわ。でも、私はそんなのに耳はかさないのよ」と歌っている。しかしながらダイは、「この曲を聴いた多くの人が“なんで彼らをバッシングするの?”みたいな感じだけど、私たちはバッシングなんかしていないわ! そういう曲も男の子達も大好きよ」と、同曲はただのお遊びだと話す。

 ダイは、「私たちは実体験から曲を書いているの。女の子たちには思うように感じてもいいということを知って欲しいのよ」と語っている。