マックルモア、15歳の時に入った“薬物治療施設”の式典に出席
マックルモア、15歳の時に入った“薬物治療施設”の式典に出席

 マックルモア&ライアン・ルイスのラッパー、マックルモアことベン・ハガティ(31)が10月14日、キング・カウンティ・ドラッグ・コート(キング群にある薬物依存症者のためのトリートメント施設)の創立20周年記念式典に出席した。彼が席に着いたのは、式が半分以上終えた時だったという。

 マックルモアの到着にドラッグ・コートの卒業生らが集まった会場はざわめいたものの、彼は自身のことをシンプルに“ベン”と紹介したとのこと。シアトル・タイムズ紙の報道によると、マックルモアは彼がまだシアトルの15歳の若者“ベン・ハガティ”だった頃について、キング郡の出来て間もないドラッグ・コートでアルコールとドラッグ問題との苦闘を終えたことを語ったそうだ。

 マックルモアは観衆に向け、「ドラッグ・コートは立ち直らせ、回復するための手段を与えてくれる」と話したという。

 “ドラッグ・コート”プログラムは投獄などの処罰ではなく、適合する被告に薬物治療を受ける機会を提供するものだ。キング郡の同施設は、米国の12番目のドラッグ・コートとして1994年に創立され、それ以来2,050人の被告が卒業し、罪を退けてきたとのこと。およそ70%が修了しているという。

 ドラッグ・コートのモデルは現在、広く受け入れられており、米国内には2,800か所以上の施設があるとのことだ。