レクレー 今最も注目を浴びるクリスチャン系ラッパーが初の全米1位に
レクレー 今最も注目を浴びるクリスチャン系ラッパーが初の全米1位に

 クリスチャン系ラッパー、レクレーの7thアルバム『アノマリー』がNo.1デビューを果たした、9月27日付アルバムチャート。

 前作『グラヴィティ』(2012)から2年を経てリリースされたレクレーの『アノマリー』は、初動枚数88,000枚を獲得し、自己最高記録を塗り替えた。また、その前作で獲得した初のTOP10入りにして3位という高順位をさらに上回る、自身初のNo.1も獲得。ゴスペルチャート、クリスチャンチャート、ラップチャート、インディーズチャートの4チャートでも連続の首位獲得となり、いかに今、注目されている存在かということを知らしめた。この初のNo.1獲得に伴い、アルバム未収録のシングル「ノン・フィクション」を無料ダウンロードを開始している。

 先週No.1デビューを果たしたマルーン5の『V(ファイヴ)』は8万枚と首位と僅差ながらも2位にダウン。TOP3には続いて3位に、日本人とアメリカ人のハーフであるR&Bシンガー、ジェネイ・アイコが登場した。

 フル・アルバムとしては初のリリースとなる、ジェネイ・アイコの実質上のデビュー作『ソールド・アウト』。昨年リリースされたEP盤『セイル・アウト』の8位デビューに続く2作連続のTOP10入りで、7万枚と高セールスを初動でマークした。ゲストにはコモンやコカイン・80sが参加、全曲自身が手掛ける力作に仕上がっていて、先行シングル「トゥ・ラヴ&ダイ」もR&Bチャートで上位にランクインしている。

 続いて4位、5位も初登場作品。4位には、マンディ・ムーアの旦那様、ライアン・アダムスの自身初のセルフタイトル『ライアン・アダムス』がデビュー。先月、EP盤『1984』をリリースしたばかりのアダムス氏だが、わずか1か月でフルアルバムの発表となった。スタジオアルバムとしては18作目、EP盤を含めると29作目となる本作で、2011年の『アッシズ&ファイア』で獲得した7位からさらにランクアップし、自己最高位をマークした。

 5位には、カントリーシンガーのリー・ブライスが初登場。本作『アイ・ドント・ダンス』は彼の3作目となるアルバムで、前作『ハード2ラヴ』に続く2作連続の5位獲得、そしてカントリーチャートでは、念願のNo.1デビューを果たした。先行シングルのタイトル曲は、カントリーチャートで5位まで上昇している。今週は、先週のTOP3を除き、他全てが初登場作品。7位にはロックバンドのインターポールが初登場、続く8位にはカントリーシンガーののダスティン・リンチがデビューした。

 そして、先週の3位から9位にダウンしたものの、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサントラ盤は今週も3万枚をセールスし、TOP10入りをキープした。日本では13(土)に公開された本作、3連休だったということもあり、週末3日だけで興行収入は3億円を突破、動員は26万人以上を記録する大ヒットを記録している。

 10位にランクインしたのは、レッド・ツェッペリンのヴォーカル、ロバート・プラントのソロ10作目『ララバイ・アンド… ザ・シースレス・ロアー』が初登場。1982年にソロ初のアルバム『11時の肖像』でデビューしてから32年、前作に続き2作連続、通算5作目のTOP10入り(ソロアルバムとしては)を果たした。