元プライマル・スクリームのロバート・ヤングの死に、メンバーやリアム・ギャラガー追悼
元プライマル・スクリームのロバート・ヤングの死に、メンバーやリアム・ギャラガー追悼

 元プライマル・スクリームのギタリストであるロバート・“スロブ”・ヤング(49歳)が、9月9日 イギリスの自宅で亡くなったことが確認された。『ガーディアン』紙によると、死因についてはまだ分かっていないという。


 ヤングは、1984年に学校の友達だったボビー・ギレスピーのバンド プライマル・スクリームにベーシストとして参加。後にギタリストへ転向し、2006年まで同バンドで活動していた。なぜ脱退に至ったかについて公式に語られることはなかったが、ギレスピーは当時のインタビューで「彼が自分自身のためにクリアしなけらばいけない問題があるとだけ言っておくよ」「話しにくいことなんだ。個人的なことだし、彼の人生のことだから。それに僕には、彼を審判する権利はないと思う。僕はスロブに生きて欲しいし、良くなって欲しい。幸せになって欲しいんだ。それ以上のことは言えないよ。彼が良くなりたいと思ってくれることを願っているよ」と語っていた。


 訃報を知ったギレスピーと、同じくバンドメンバーのアンドリュー・イネスは「苦楽を共にした仲間であり兄弟であったロバート・ヤングを失いました。美しく、非常にソウルフルな男だった。彼の掛け替えの無い才能は、同僚からも高い評価を受けていた。ジョニー・マーの言葉を借りれば、“光り輝く一流のレスポールを持つスロブは無敵だ”。彼は真のロックンローラーで、物事をきちんと実行した。“ハート&ソウル”というタトゥーを腕に入れていたが、それは心にも刻まれていたと思う。かつて僕に“ステージに上がる時は、俺たちと観客との戦争なんだ”と話していたが、彼はその姿勢を忘れることなく貫いていた。残された息子のブランドンとマイルス、そして母ジェーンに、妻レイチェル、親族のみなさんに僕らの愛と祈りを捧げます」と声明を発表。


 また、リアム・ギャラガー(ビーディ・アイ、オアシス)がTwitterで「ロバート・ヤング、通称“スロブ”よ、安らかに。永遠に愛しているよ」と綴るなど、愛すべきバンドマンの死を悼む声が多くの仲間たちから寄せられている。