“ぽちゃかわ”歌姫ミーガン・トレイナー、デビュー・シングルが遂に全米1位に
“ぽちゃかわ”歌姫ミーガン・トレイナー、デビュー・シングルが遂に全米1位に

 ミーガン・トレイナーのデビュー曲「オール・アバウト・ザット・ベース」がついにNo.1に到達した9月20日HOT100チャート。

 TOP3入りをしてから、時期No.1候補とうたわれていたものの、テイラー・スウィフトの「シェイク・イット・オフ」の登場により、一時保留。また、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」と強豪が揃った9月は、なかなか首位獲得が果たせないままだったが、その間ポイントを落とさなかったことが今週、No.1にたどり着いた要因。原色調の60's風PVの視聴回数やエアプレイ、デジタルセールスも好調で、2014年度(11月末まで)引き続きTOP10内に居座ることはできれば、年間チャートTOP10入りも実現できそう。

 一方こちらはダウンしたものの、2位のテイラー・スウィフト、3位のニッキー・ミナージュは引き続きTOP3入りをキープする。共に秋リリース予定の新作にむけて、このまま大きく順位を落とすことはなさそうで、続く4位にはそのニッキー、そしてアリアナ&ジェシー・Jが組んだ「バン・バン」、5位には今年の最ブレイクアーティストである、イギー・アゼリアの「ブラック・ウィドウ」が浮上し、TOP5は女性陣が独占した。

 先週、一旦圏外(11位)に下降したが、再びTOP10内に返り咲いたマルーン5の「マップス」。今週のアルバムチャートで、見事No.1デビューを果たした5thアルバム『V(ファイヴ)』からの先行シングルとしてリリースされたこの曲、アルバムのプロモーション週としてエアプレイの増加、メディアの露出が高じてポイントを伸ばし、ランクアップした。また、アルバムからの2ndシングル「アニマルズ」も55位に上昇中で、2曲連続のTOP10入りにも期待が高まる。尚、アルバムは164,000枚と1週で高セールスをマークした。

 6位のサム・スミス「ステイ・ウィズ・ミー」は首位こそ逃したものの、これで登場22週目。また、6週のNo.1をマークした、マジック!の「ルード」は、先週の8位から若干だがポイントを伸ばし7位に、両曲とも今年を代表する1曲となった。また、TOP10以下でも、イギー・アセリアの「ファンシー」が16位に、イギーも参加した、アリアナ・グランデの「プロブレム」は17位と粘り強さをみせ、どちらも年間チャートの上位ランクインは間違いなさそうだ。

 TOP10以下では、ジェレマイの「ドント・レル・エーエム」が、先週の17位から13位にアップ、TOP10入りを狙う。2009年にリリースしたデビュー作『ジェレマイ』が6位、R&Bチャートでは首位と華々しいデビューを飾ったが、2010年の2nd『オール・アバウト・ユー』が期待にそぐわない結果に終わった。しかし4年を経て、リベンジの意をこめてリリースされる3rdアルバム『レイト・ナイト』から、この先行シングル「ドント・レル・エーエム」がTOP10入りを果たすことで、アルバムの上位ランクインも期待できそうだ。ジェレマイは、デビュー作から「バースデー・セックス」、2ndアルバムからは「ダウン・オン・ミー」が、どちらも最高位4位を記録している。