テイラー・スウィフト 最新シングル「シェイク・イット・オフ」で全米No.1に
テイラー・スウィフト 最新シングル「シェイク・イット・オフ」で全米No.1に

 テイラー・スウィフト、ブランニュー・シングル「シェイク・イット・オフ」が、No.1デビューを果たした9月6日付HOT100チャート。

 日本のTV番組にも多数起用され、全世界で大ヒットを記録した、「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」含む、『レッド』に続く5thアルバム『1989』からの先行シングルとしてリリースされた、「シェイク・イット・オフ」。大量のエアプレイ回数に加え、デジタル・セールスも絶好調ということもあり、自身15曲目のTOP10入り、No.1獲得は「私たちは~」に続く、2曲目。前作からカットされたヒット・シングル「22」にかけて、ビルボード・チャートでは、これで22曲目となる初登場No.1獲得曲となった。

 「陰口をいう人なんて振り払ってやるわ!」というメッセージが込められ、ミーガン・トレイナーやイデナ・メンゼル等がヒットさせている“応援歌”にも通ずるテイスト。曲調はカントリー・ソングとはほど遠いが、バウンスの強いポップ・ソングに仕上がっていて、前作同様、バラエティに富んだ内容が期待される、テイラーの新作だ。リリースは10月の末予定。

 テイラーの登場により、今週No.1獲得が期待されていたミーガン・トレイナーの「オール・アバウト・ザット・ベース」は3位に後退し、さらに新たに2位に浮上したのは、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」。こちらも秋にリリース予定の新作からの先行シングルで、デジタル配信に続いてリリースされた、話題のビデオがストリーミング回数をかせいで急上昇。R指定を受けそうなほど、ニッキーらしい“超過激”な衣装とパフォーマンスがすさまじく、公開されてから24時間で、2000万回近い視聴回数を記録した。「スーパー・ベース」や「スターシップ」の大ヒットがあるものの、いまだHOT100チャートではNo.1獲得ならずといったニッキーにとって、初のNo.1獲得なるか、期待がよせられる。

 この夏のNo.1ソングとなった、マジック!の「ルード」は、7週目の首位ならず、5位にダウン。また、「ルード」の前に7週のNo.1をマークした、イギー・アゼリアの「ファンシー」は、今週ついにTOP10圏外(11位)に後退したが、かわって次曲「ブラック・ウィドウ」が先週の8位から6位へとアップ、順調にランクを伸ばしている。

 そのイギーと組んだ「プロブレム」(今週13位)の大ヒットを受けて、こちらも2曲連続のTOP10入りを果たしている、アリアナ・グランデの「ブレイク・フリー」(7位)。ビデオのリリースを受けてアップしたことに加え、先日開催された【MTVビデオ・ミュージック・アワード】での受賞とパフォーマンス、さらに22日にリリースされた2ndアルバム、『マイ・エブリシング』のプロモーション効果により、次週はさらにランクアップすることが予想される。

 そのアリアナと、2位に浮上したニッキー、そしてジューシー・Jのトリオが放つ「バン・バン」も9位に停滞し、No,1を獲得したテイラー・スウィフトや8位に上昇中のシーアを含め、今週は女性陣がTOP10内をおおいに賑わせた。

 TOP10以下でも、今週最もランキングを伸ばしたのが、ケイティ・ペリーの「ディス・イズ・ハウ・ウィ・ドゥ」。昨年No,1デビューを果たした『プリズム』からの5thシングルで、60's風味のカラフルなPVがリリースされたことを受け、57位から36位にジャンプアップした。