自身のファンクラブを訴えたデュラン・デュランが声明を発表
自身のファンクラブを訴えたデュラン・デュランが声明を発表

 80年代に活躍したロックバンドのデュラン・デュランが7月24日、自身のファンクラブを訴えていることが表面化したことを受けステートメントを発表した。そこでは、誠実なファン達に危害を加えるようなことはないと強調している。

 彼らの公式ウェブサイトに掲載された同メッセージには、「デュラン・デュランは、世界中のたくさんのファンを尊重し、大切に思っており、ワールドワイド・ファン・クラブ.Inc.への訴訟に関するメディアの紛らわしい報道を正す必要があると感じています。バンドが強調したいのは、同訴訟は忠実なファンに対するものではなく、ただ単に、ファンクラブを元々運営していた同社に対し権利を守ろうとしているだけという事です。デュラン・デュランは現在、公式ファン・コミュニティを内部で持っており、最高レベルのサービスを提供するために努めております」と綴られている。

 要するに、彼らはファン達を法廷へ連れ込むようなことはせず、同クラブを運営していた同社だけに対してのものだとしている。

 シカゴ・サンタイムズ紙の報道によると、デュラン・デュランはワールドワイド・ファン・クラブへ会員集めやグッズ販売を許可し、バンドが収益の75%を、同ファン・クラブがその残りを得る契約を2010年に締結していたという。バンドは収益が支払われていないとして訴えを起こしている。