東京シティ・フィルの常任指揮者に高関健が就任
東京シティ・フィルの常任指揮者に高関健が就任

 高関健が、2015年4月1日より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の常任指揮者に就任することが決定した。

 高関は1981年、ベルゲン交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。その後も国内のオーケストラはもとより海外での客演も多く重ね、最近ではサンクトペテルブルグ・フィルの定期演奏会で、聴衆や楽員から絶賛を博した。また、ブーレーズ京都賞受賞記念ワークショップではブーレーズから、シチェドリン作品日本初演でアルゲリッチ、マイスキーからその演奏を絶賛されるなど、ソリストからも絶大な信頼を得ている。

 今回の就任に際して高関は「 これまで共演を重ねてきた東京シティ・フィルからお申し出をいただき、来年4月より常任指揮者として活動を共にすることとなりました。2015年に創立40周年を迎えるオーケストラとして、東京の多様な音楽シーンの中にあって、皆様に楽しんでいただける個性的で、しかも作品の本質に迫る演奏を新たに展開できるよう、プログラムを含め協議中です。定期演奏会へのご来聴を心より期待しております。」とコメントしている。

Photo by 佐藤雅英