ピンク・フロイドが20年ぶりにニューアルバムをリリースすることが明らかになった。コロムビア・レコードの声明によると、『ジ・エンドレス・リヴァー(The Endless River)』と題された同作は、10月にリリースされるとのことだ。


 ピンク・フロイドはコロムビアを通じて出した声明にて、「作業はまだ続いており、夏の終わりまでには更なる詳細を明らかにする」と述べている。


 『ジ・エンドレス・リヴァー』は、1994年の前作『対(The Division Bell)』のリリース20周年を祝う形で到着する。ピンク・フロイドは今回のアルバムについて、1993年から94年の『対』時のレコーディング・セッションをベースにした、“主にアンビエントでインストゥルメンタルな音楽である”としており、デヴィッド・ギルモアやニック・メイスンの他、2008年に他界したリチャード・ライトをフィーチャーしていると説明している。


 AP通信によると、1985年にバンドを去ったロジャー・ウォーターズは関わっていないとのこと。『ジ・エンドレス・リヴァー』は、ギルモアとフィル・マンザネラ、ユース(Youth)、レコーディング・エンジニアのアンディ・ジャクソンによってプロデュースされている。


 なお、ピンク・フロイドによる新作のニュースは、ギルモアの妻であるポリー・サムソンが7月5日に出したツイートをきっかけにネット上を駆け巡った。そこには、新作が間もなく届くことと、リチャード・ライトの“遺作であり、とても美しい”ことが記されていた。