TSUKEMEN、ドイツ名門オケと共演したライブ録音盤初登場第1位
TSUKEMEN、ドイツ名門オケと共演したライブ録音盤初登場第1位

 今週のBillboard JAPAN Top Classical Albums 初登場第1位は、ダブルヴァイオリンとピアノによるユニットTSUKEMENによる新譜『アクロス~TSUKEMENスペシャル・ライヴ・イン・シュトゥットガルト~』。

 共演したのはドイツの名門、シュトゥットガルト室内管弦楽団。TSUKEMENのおなじみのオリジナル楽曲が、TSUKEMEN&オーケストラ版としてゴージャスにアレンジされ、今年3月のドイツ公演にてライブ録音された。本リリースを記念し、日本でも10月に【TSUKEMEN×シュトゥットガルト室内管弦楽団Special Live】が全国三カ所で開催される。

 第2位はデイヴィッド・ギャレットの新譜『愛と狂気のヴァイオリニスト』。初主演映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』にインスパイアされて産まれた話題作であり、映画にも使用されたシューベルト「魔王」他を収録。5億円の名器ストラディヴァリウスが奏でる、劇的で官能的なロマンスに満ちた1枚。日本限定発売の初回限定盤DVDには、映画の舞台裏ドキュメンタリーも収められている。19世紀の作曲家ニコロ・パガニーニの破天荒な人生を描いた映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』は7月11日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他で全国ロードショー。

 2014年はリヒャルト・シュトラウス生誕150年、そして、ヘルベルト・フォン・カラヤン没後25年。これを記念し、カラヤン指揮のR.シュトラウスの交響詩5タイトルがSuper Audio CD化され、チャートを席巻。ベルリンフィルとカラヤンによる「死と変容」「ツァラトゥストラはかく語りき」「ドン・ファン」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」「ドン・キホーテ」など聴き応えのある作品群を、より高次な臨場感をもって堪能できる。

 他、20世紀を代表する巨匠であり、ウィーン正統派を継承するフリードリヒ・グルダによる『ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(Super Audio CDハイブリッド3枚組ボックスセット)』が初登場4位。ホルスト&ウィーン・フィルと共に収録したグルダの歴史的遺産が、雄弁な立体感をもって甦った。また、ハノーファー在住のヴァイオリニスト南紫音による、フォーレ、イザイ、フランクを収録した新譜『ファンタジー』が初登場6位。CD発売を記念した来日リサイタル、最終の東京公演は7月2日に行われる。(text:yokano)