サブライム・ウィズ・ロームのフロントマンであるロームが、米レコード・レーベル、フュエルド・バイ・ラーメンから8月12日に全米リリースするソロ・デビュー・アルバム『ゲット・フリー』について、詳細を発表した。同作からは1stシングルとして「イフ・ザ・ワールド」がリリースされている。

 ロームは、プロデューサー/ソングライターのデイヴ・バセット(シャインダウンやヘイルストームらの作品を手がける)の指導のもと、同アルバムをテキサス州エル・パソでレコーディングし、10曲ほぼ全ての楽器を自身で演奏しているとのこと。ただし例外として、バウンシング・ソウルズのマイケル・マクダーモットとサブライム・ウィズ・ロームのメンバー仲間、ジョシュ・フリーズによるドラムと、バットホール・サーファーズのギタリスト、ポール・リアリーがタイトルトラックに参加しているそうだ。

 ロームはビルボードに対し、「『ゲット・フリー』の制作は、心を解放してくれるような経験だった。現時点で自分が学び経験したこと全てを見せているんだ。メキシコの麻薬組織のお膝元であるテキサス州エル・パソの砂漠で曲を書き、レコーディングしたのは、最高のジェットコースターにのった気分だった。これを世界でリリースできるなんて願ってもないことさ」と話している。

 2009年にサブライムの創立者の一人でありベーシストのエリック・ウィルソンと出会ったのを機に、シーンに登場したローム。2011年にサブライム・ウィズ・ロームは10年以上ぶりとなったフルアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』をリリースし、翌2012年にはロームが初めてのソロ作『デディケイション』EPをリリースした。同作には、ファン.のネイト・ルイスをはじめ、ジェフ・バスカー(ファン.、カニエ・ウェスト、ジェイ・Z)、ベニー・ブランコ(マルーン5、ケシャ、ウィズ・カリファ)、ロボポップ(ジム・クラス・ヒーローズ、ラナ・デル・レイ)、ザ・フューチャリスティックス(ザ・ロンリー・アイランド feat. ジャスティン・ティンバーレイク&レディー・ガガ)、バセット等との共作曲が収録された。

 以降、ロームはサブライム・ウィズ・ロームとして一貫して活動しつつ、エンリケ・イグレシアスやジェニファー・ロペス、ピットブル、ロビン・シックなどに曲を提供している。


◎アルバム『ゲット・フリー』
2014/08/12 US RELEASE
収録曲:
01.I’m Not Your Answer
02.Terrorista
03.Scream
04.Eighteen
05.If The World feat. Paul Leary
06.Doin’ Time For You
07.Where’s Paradise
08.Crash The Party
09.Get Free
10.Ghost