米チケット取引サイト、スタブハブ(Stubhub)がコンサート検出アプリ、スタブハブ・ミュージック(Stubhub Music)をリリースした。米音楽業界紙のHypebotが伝えた。

 これは、ファン向けのイベント・アプリをテストするために昨年秋、eBayのチケット販売サイトとして登場したスタブハブ・ラブズ(Stubhub Labs)のひとつ、ショードリフト(Showdrift)を正式に開始したものだ。

 試作版ではチケット購入者に地域別のショーと会場の情報を提供した。以前からあるバンズ・イン・タウン(Bandsintown)やソングキック(Songkick)などのアプリと同じように、推薦度を上げるためにユーザーの音楽ライブラリーをスキャンし、お気に入りのアーティストがいつ近くにやって来るかを知らせた。

 スタブハブのソーシャル・コマース責任者、レイ・エリアスによると、同アプリは現在のところはサンフランシスコ中心だが、6週間以内にはスタブハブがカバーする全域で利用可能になるとのことだ。「ビヨンセが町に来ていることが分かるだけのアプリなど、誰も必要としていない」などと話している。

 スタブハブ・ミュージックの更新版では、お気に入りのアーティストが自分の都市(今のところはサンフランシスコ)にやって来ることを知らせ、カレンダーおよび通知設定に同期することで各ユーザー好みにカスタマイズが可能。ユーザーはこういった情報を友達とシェアしてコンサートに誘うことができ、最終的にはチケット販売場所へ直接飛べるそうだ。