コールドプレイ 全米アルバム・チャート1位の座をキープ、マライアは3位に初登場
コールドプレイ 全米アルバム・チャート1位の座をキープ、マライアは3位に初登場

 来週、来日が決定しているコールドプレイの新作『ゴースト・ストーリーズ』が、2週目のNo.1を獲得した6月14日アルバム・チャート。

 約2年半ぶりの新作『ゴースト・ストーリーズ』は、9曲と小粒ながらも、その内容の完成度が高く、全世界のコールドプレイ・ファンから大絶賛を浴びている。それだけに、UKやアメリカに留まらず、リリース2週目にして既に世界10か国以上でゴールドアルバムに認定されるという、勢いをみせ、12日の来日公演にも期待が高まる。2位も、先週に引き続き、カントリー・シンガーのブラントレイ・ギルバート『ジャスト・アズ・アイ・アム』がランクイン。すでに30万枚近いセールスを獲得していて、フェスやライブの出演により、この夏はTOP10内に停滞しそうだ。

 3位に初登場したのは、マライア・キャリーの新作『ミー。アイ・アム・マライア』。前作、『メモワール』(2009年)から約5年ぶりの新作で、前作に引き続きTOP3入りをキープした。残念ながら首位デビューにはならなかったものの、デビュー作『マライア』(1990年)から13作目の本作まで、全アルバムがTOP10入りを果たすという女王の貫禄をみせつけた。本作は、昨年大ヒットしたミゲルとのデュエット「ビューティフル」や、バレンタインにリリースして話題をよんだ「エターナル」などの美しいメロウ・チューンをメインに、初期のマライアを彷彿させるような、音域と声量を活かした“らしい”ナンバーが揃っている逸品だ。

 ジャスティン・ビーバーに続き、動画サイトから大ブレイクを果たしたオースティン・マホーンの新作『ザ・シークレット』は5位に初登場。デビューアルバム『オースティン・マホーン』から1年、少年から青年へと、ビジュアル~音楽性共に成長を果たし、グっと色気が増したオースティンが楽しめる作品で、アルバムにはピットブルをゲストに迎えた「Mmm イェー」をはじめ、アルバム全曲に自身がライティングに参加した意欲作に仕上がっている。

 デヴィッド・クローダー・バンドのデヴィッド・クローダーによる、初のソロ・アルバム『ネオン・ステープル』が、初のアルバムで初のTOP10入りを果たした。先行シングル、「アイ・アム」がクリスチャン・チャートで3位を記録し、アルバムも同時にクリスチャン・チャートでNo.1デビューを果たしている。

TOP10以下では、12位にXファクターの第7シーズンに出場した、シェール・ロイドの『ソーリー・アイム・レイト』、13位にニール・ヤングのカヴァー・アルバム『ア・レター・ホーム』、14位にはロイクソップ&ロビンのミニアルバム『ドゥ・イット・アゲイン』が並んでデビューを果たした。