渋谷すばる(関ジャニ∞)初の単独映画主演、撮影に向け髪も「バッサリ」
渋谷すばる(関ジャニ∞)初の単独映画主演、撮影に向け髪も「バッサリ」

 来年2月に公開が予定されている映画『味園(ミソノ)ユニバース』で、関ジャニ∞の渋谷すばるが主演を務めることが分かった。

その他の関連写真など

 彼にとって初めての単独映画主演作となる『味園ユニバース』は、人生を踏み外して“歌うこと”以外すべての記憶を失った男が、あるバンドとマネージャーの少女との出会いをきっかけに、過去の自分と向き合い、現在の自分との間で揺れ動きながらも自身を見つけ出そうとする物語。人を寄せ付けない凶暴さをもちながら、どこか繊細で不器用、しかし歌においては圧倒的な実力を発揮するキャラクターで、関ジャニ∞の中でも異彩を放ち、抜群の歌唱力で人々を魅了する渋谷はハマり役となりそうだ。

 一方、ヒロインを務めるのは注目の若手女優 二階堂ふみ。メガホンは『苦役列車』や『マイ・バック・ページ』を手掛けてきた山下敦弘監督がとる。


◎渋谷すばる(関ジャニ∞)のコメント
クランクイン目前となり、今は撮影に入れることをとても楽しみにしています。
山下監督には、すでに何度かお会いして、色々とお話をさせていただいているのですが、髪型もそのひとつで、今回撮影に向けて今まで長くしていた髪を、監督と相談しながら、バッサリと切りました!
演じる役柄については、事前にあまり作りこんだり、深く考えこんだりはせずに、音楽をやっている時と同じような感覚で、現場に入って、その時その時感じたことを表現していけたらいいなと思っています。
全編大阪での撮影になりますが、大阪でも地元というよりは、自分にとってあまり馴染みのない土地での撮影になるので、気負ったりはせず、新鮮な気持ちで臨みたいと思います!
劇中では、ライブシーンもあるので、今からどんな風になるのか、どんな感じでやれるのか、楽しみにしています。普段、関ジャニ∞というグループで活動しているので、この作品では、そんな<関ジャニ∞の渋谷すばる>とは違う、新しい一面をお見せできる機会になると思います。渋谷はこういうこともやるんだ、こういう一面もあるんだというのを見たり、知ったりしていただける作品に出来るよう取り組んでいければと思います。

◎山下敦弘監督のコメント
渋谷君という主演を迎えて、この映画の企画を立ち上げられたことをとても嬉しく思っています。男の僕から見てもとても格好良くて、強い魅力をもった人なので、それを主人公に投影させながら、渋谷君に現場を引っ張っていってもらおうと思っています。
撮影地となる大阪は、住んでいたこともあるので身近に感じています。東京とは違って、色んなものがごちゃまぜな雰囲気があり、独特な時間が流れている土地だと思います。今回、タイトルにも入れ、劇中にも登場する“味園(ミソノ)”というビルは、色んな店が雑多に入っていて、その中に“ユニバース”のような独自カルチャーを生み出す店舗も存在するという、大阪の魅力を凝縮したような建物です。
この大阪、味園(ミソノ)といった土地の魅力をうまく反映させつつ、映画自体も、渋谷君演じる一人の男のドラマ、二階堂さん演じる両親がいない女の子の物語、音楽の要素、大阪ならではの文化など、様々なものが詰まっていますので、「ごちゃまぜだけど、一つの色を持つ“映画らしい映画”」に出来たらいいなと思っています。
さらに今回は、音楽映画としても、特にライブシーンに答えが出るような映画にしたいと思っていますので、そちらもご期待下さい。スクリーンで観るべき作品にすることを意識し、映画の持つ力、役者さん達の演技や音楽をフル稼働してお届け致します。

◎映画『味園ユニバース』
2015年2月全国ロードショー
[作品概要]
大阪のとある広場でおこなわれていたバンドのライブ中、突如、若い男がステージに乱入し、マイクを奪って歌い始める。一時騒然となる会場だったが、男の歌声に観客は圧倒される。ライブ後、バンドとマネージャーのカスミは、その男に何者なのかと問いただすが、男は記憶喪失で自分のことを何も憶えていない。男の才能に興味を持ったカスミは、彼に“ポチ男”というあだ名を付け、自宅のスタジオで働かせることに。やがてバンドのボーカルに迎えられる彼だったが、失われた過去には、大きな問題があった―――。

[味園とユニバース]
味園(ミソノ)は1956年(昭和31年)に開業した、大阪市千日前に建つ、飲食店・大宴会場・ホテル・マッサージなどが入る歓楽街が1棟に集約されたようなビル。大阪の古き良き昭和の香りを伝える建物として、地元の人たちから長年親しまれてきた。
ユニバースは、そこに入る老舗の豪華キャバレー。大変な人気を極めるも、2011年にキャバレー営業は終了し、現在はその名のまま貸しホールとなり、若者たちからはライブ会場としての認知も高い。
新宿ゴールデン街と並ぶ、日本サブカルチャー文化の発信地、アングラ芸術の発祥地として高い注目を集めるスポットとしても有名。