様々なヒット曲カバーがYouTubeで4億4,500万回以上の再生数を記録するなど、ネット上で話題の5人組アカペラ・グループ、ペンタトニックス(Pentatonix)が、RCAレコードと契約したことが5月13日に明らかになった。ハリウッド・リポーターが伝えている。

 米アカペラ・コンテスト番組『The Sing Off』のシーズン3で優勝した話題沸騰中の同グループは、ロードの「ロイヤルズ」やマックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」といった、主にポップヒット曲の独創的アレンジによるカバーやオリジナル曲で知られている。

 RCAレコード社長兼COOのトム・コーソンは、ペンタトニックスを迎えられることに感激しているとし、「彼らの音楽性とボーカルの実力は、今日の大ヒット曲を再構築するのと同じく、革新的なオリジナル曲を創り出すことが可能だ。ペンタトニックスは我々にとってユニークな存在であり、世界各地に彼らの才能を届けられるよう共に仕事することを楽しみにしている」と語った。

 一方、スコット・ホイング、ミッチ・グラシ、カースティン・マルドナド、アヴィ・カプラン、ケヴィン・オルソラから成る同グループはステートメントにて、「自分たちのキャリアの新たな1ページをRCAと共にスタートすることにとても興奮している。業界ナンバーワンと共に自分たちの芸術性を真に高めることができる心のよりどころを見つけたような気持ちだ」と述べている。

 2011年の『The Sing Off』優勝に続き、既にマディソン・ゲイト・レコードから3枚のアルバム(『PTX Volume 1』、『PTXmas』、『PTX Volume 2』あわせて50万枚以上を売上げ)をリリースしており、またYouTubeでは560万人以上のチャンネル登録者を獲得しているペンタトニックス。ソールドアウトとなった北米ツアーに続き、同じくソールドアウトとなったヨーロッパツアーを5月18日に締めくくる。