ドキュメンタリー映画『シュガーマン 奇跡に愛された男(Searching for Sugar Man)』で高く評価されたマリク・ベンジェルール監督が自殺した。同監督の兄がスウェーデンの新聞社に対し伝えた。

 ジョハール・ベンジェルールが5月14日にスウェーデンのアフトンブラデット紙に語ったところでは、彼の弟は短い間、うつ病と闘っていたとのことだ。

 ベンジェルールは13日、ストックホルムで死亡しているのが発見された。

 映画監督のマリク・ベンジェルールは、2013年にデビュー映画『シュガーマン~』が【アカデミー賞】で最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞し世界的に有名になった。同映画で取り上げられたデトロイトを拠点としたシンガー・ソングライター、シクスト・ロドリゲスは、アメリカでうまく行かなかったもののアパルトヘイト時代の南アフリカで知らず知らずのうちにスーパースターになった。