ナイジェリア女学生拉致事件を受け、ロック界の大物たちが結集
ナイジェリア女学生拉致事件を受け、ロック界の大物たちが結集

 ロック界の大物たちが、世界の児童奴隷問題との戦いを支援するため力を合わせて一枚のアルバムを制作することが明らかになった。


 ナイジェリアのテロリスト・グループ、ボコ・ハラムが、誘拐した300人近くの女子学生を奴隷として売り飛ばすと脅迫している事件をうけ、アルバム『セット・ゼム・フリー(Set Them Free)』には、エアロスミスのスティーヴン・タイラー、スラッシュ、ジャーニーのニール・ショーンとアーネル・ピネダ、ジョー・ボナマッサ、ハート、ジュリアン・レノン、グレン・ヒューズ(元ディープ・パープル、ブラック・サバス、トラピーズ)、元フリーのアンディ・フレイザーらがカバーしたポリスやスティングの曲がフィーチャーされる。同アルバムは、世界中の児童奴隷を廃止させようと訴える新たな非営利団体“Rock Against Trafficking(R.A.T.)”の設立をサポートするもので、同団体の設立者であるゲイリー・スチュワートがプロデュースを手掛ける。また、ニール・ショーンがビルボードに話したところによると、9月にイギリスでコンサートを行なう話も出ているそうだ。


 同プロジェクトのためポリスの「シンクロニシティII」をピネダと一緒にレコーディングしたショーンは、「このレコードにはあらゆる種類のアーティストが参加していて、それぞれ異なるバージョンの曲が収録される。うまく行けばライブを行ない、慈善目的でたぶん録画もされるだろう」と語っている。


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