無敵状態『アナと雪の女王』のサントラ盤が13週目の全米No.1をマーク
無敵状態『アナと雪の女王』のサントラ盤が13週目の全米No.1をマーク

 今週も10万枚を突破する好セールスで、13週目のNo.1をマークした『アナと雪の女王』のサントラ盤が無敵状態の5月17日アルバムチャート。

 アルバム・チャートでの13週No.1獲得は、ドナ・サマー等も出演経験のあるブロードウェイ・オリジナル・キャスト盤のミュージカル『ヘアー』(1969年)以来。サントラ盤では1962年リリース『ウエスト・サイド物語』の54週という凄まじい記録があるが、アニメ映画のサントラ盤としては異例のモンスター・ヒットといえる。昨年の年間アルバム首位、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20エクスペリエンス』のセールスをすでに上回っていて、気が早いにしても、今年のNo.1アルバムになることは、間違いなさそうだ。そして、ジャパン・チャートでも首位を獲得!映画の大ヒットと同時に、とにかく世界中でアナ・フィーバーが止まらない。

 2位にはオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で注目を集めたリンジー・スターリングの『シャッター・ミー』が初登場。2012年にリリースしたデビュー作は23位だったものの、ロングヒットを記録し、各国でプラチナ・レコードに認定されたこともあり、本作は大きく飛躍し初のTOP10入り、クラシック・アルバムとしては異例の56,000枚獲得という快挙を成し遂げた。

 続いて3位にはフォーク・シンガーのレイ・ラモンターニュ、5作目のスタジオ・アルバム『スーパーノヴァ』がデビュー。2004年のデビューから10周年を迎えた今年、3rd、4thに続いて3作連続の3位初登場という息の長く、幅広いファン層を獲得したことを証明した。30,000枚を獲得した、パッションの『パッション・テイク・イット・オール』は5位に初登場。本作はライブ・アルバムで、パッション・クリスチャンでのライブを収録した内容。今週、HOT100チャートで3、4位に同時ランクインしたイギー・アザレアの『ザ・ニュー・クラシック』は5位に、「ハッピー」が10週の首位をマークしたファレルの『ガール』が、6位に続いている。

 今年のサマーソニック2014に参加が決まった、タイムフライズの2ndアルバム『アフター・アワーズ』は自己最高位(8位)、初のTOP10入りを果たした。そして、こちらも初のTOP10入りとなった、ホワイトチャペルの『アワー・エンドレス・ウォー』は、前作の47位から大きく飛躍。ドイツでも50位と検討している。4月の上旬から新作が続々とランクインするものの、無敵の『アナと雪の女王』を追い抜く作品は、なかなか登場しない。今週、先行シングル「ラヴ・ネヴァー・フェルト・ソー・グッド」が20位に登場したマイケル・ジャクソンの『エスケイプ』(5月13日リリース)が首位略奪なるか、今後のアクションに注目だ。