阿部真央 Aimerとの衝撃デュエットに鳥肌「大好きだから、私!」
阿部真央 Aimerとの衝撃デュエットに鳥肌「大好きだから、私!」

 デビュー5周年イヤーに突入し、初の日本武道館公演も控えている阿部真央。5月8日【5th Anniversary 阿部真央らいぶ“お力添え、願います。”ツアー2014】の初日をZepp Tokyoで迎え、敬愛するAimerとのツーマンライブを実現した。

阿部真央×Aimer ライブ写真一覧

<Aimer「お力添えできること、本当に嬉しく思っています」>

 同ツアーは、阿部真央が好きなアーティストに”お力添え”してもらう対バン形式となっており、その初日には、彼女がファンであることを公言しており、自身初となる楽曲提供をした相手でもあるAimerを招聘。先陣を切ったAimerは豪華フルバンドを携え、幻想的で表現力豊かなボーカルでもって、第一声から超満員のオーディエンスを圧倒していく。阿部真央のデビュー5周年にお祝いの言葉を贈り、「お力添えできること、本当に嬉しく思っています。最後まで1曲1曲心を込めて歌いますので、よろしくお願いします」と語れば、阿部真央も大好きなデビュー曲「六等星の夜」等を、最後まで一瞬たりとも緊張感を途切れさせず歌い切った。

<インターネットで「阿部真央 暗い 痛い」で調べて頂けると>

 4か月ぶりのステージに登場した阿部真央は「凄かったでしょ、Aimerさんのライブ。大好きだから、私!」と興奮気味に語りつつ、自身はギターの弾き語りというネイキッドスタイルで、これまたド頭から観客を釘付けにする迫力のアクトを展開。「昔から暗い歌も多くてですね、インターネットで「阿部真央 暗い イタイ」で調べて頂けると、NAVERのまとめとか出てくると思うんですけど(笑)暗いんです、たしかに。次はそんな暗い歌をやりたいと思います」等と語りながら、久々の披露となった名曲「貴方の恋人になりたいのです」や、5月21日リリースのニューシングル曲「Believe in yourself」などをたった独りで歌い綴り、時に涙を誘っていく。

<アラニスとビョークが一緒に歌っているかのような衝撃>

 それぞれ単独アクトで超満員の観客を唸らせた後、阿部真央とAimerは2人揃って登場し、個性を剥き出しにしながら自由自在に歌唱できるシンガー同士で、阿部真央がAimerに楽曲提供した「words」、Aimerが大好きな1曲でもある阿部真央の「for ロンリー」をデュエット。白と黒の強烈な歌声(この日、Aimerは白、阿部は黒の衣装を着用)が奇跡的に溶け合い、まるでアラニスとビョークが一緒に歌っているかのような衝撃を与え、自らも「鳥肌が立ってしまった……」と笑みを零していた。

 なお、予定ではこのスペシャルセッションで終幕だったのだが、阿部真央が「わたくし、本編で1曲飛ばしてしまいまして……」と衝撃告白! 急遽、その曲を最後の最後に披露する。タイトルは訳あって伏せるが、そのエモーションの限りを尽くした弾き語りは、彼女がこの先も聴き手の心を奮わせ続けると確信させるもので、10月10日の日本武道館公演への期待も大いに膨らませてくれた。

<向井理&片桐はいり主演映画『小野寺の弟・小野寺の姉』主題歌>

 そんな阿部真央からライブ中に映画主題歌決定の報告も。10月25日公開予定の向井理&片桐はいり主演映画『小野寺の弟・小野寺の姉』の主題歌を担当することになり、そのタイトルが「それぞれ歩き出そう」であることも発表されている。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎阿部真央コメント
今回主題歌の書き下ろしのお話を頂き、映画のオフラインを拝見した際、こんなに心の温まる映画があるのかと心底感動し、号泣してしまいました。「家族」と言う切っても切れない縁で結ばれた掛け替えの無い存在だからこそ生まれる、どこかまどろっこしくて不器用な思いやりや愛情が緻密に描かれていて、人を愛すると言う事の素晴らしさを改めて感じさせてもらえる、とても素敵な作品です。多くの方々の胸にこの感動が届く事を 願っています。
この度、このような素晴らしい作品に携わる事が出来、本当に嬉しく思います。ご指名下さった西田監督、ご尽力頂きましたスタッフの皆様に、心より感謝申し上げます。

◎西田監督コメント
阿部真央さんには、完成前の荒つなぎの段階から映画を見てもらい、この「それぞれ歩き出そう」を作り出していただきました。僕からのオーダーは「しっとりとせずに明るく楽しい、だけど泣ける歌。悲しくて泣けるのではなく嬉しくて泣けちゃう感じ。姉と弟を想起させつつも、誰にでも当てはまるような歌詞」。そんな無茶ぶりに近いオーダーでした(汗)。初対面の時から既に自分が大事にしているモノを汲み取ってくれた感じがし ていましたが、ここまでばちこーんと狙い通りの主題歌が届くとは。原作本まで読み込んでくださり、歌詞にもその一節を入れ込んでくれています。