モーニング娘。再燃に人生懸けた道重さゆみ 卒業発表にファン騒然
モーニング娘。再燃に人生懸けた道重さゆみ 卒業発表にファン騒然

4月16日にニューシングル『時空を超え 宇宙を超え/Password is 0』をリリースし、オリコン週間シングルランキング5作連続1位の快挙を達成したモーニング娘。'14。そのリーダー 道重さゆみのグループ卒業が発表された。

<道重が如何にリーダーとして優れた存在であったか>

 2003年『シャボン玉』で田中れいな、亀井絵里と共に6期メンバーとしてデビューを果たし、自らのことを「可愛い、可愛い」と言い続ける自己中キャラ等でブレイク。しかし、長年にわたって共に戦ってきた先輩や同期がすべて卒業した後は、リーダーとしての責任を全うするべく、時に葛藤しながらも、年齢の離れた後輩たちを必死に引っ張ってきた。

 故にメンバーからの信頼は厚く、2013年11月【モーニング娘。コンサートツアー2013秋 ~ CHANCE!~】日本武道館公演(http://bit.ly/1k8ll18)で、「これは私、個人的なお話なんですけど、私にとって先輩も同期もいないっていうツアーは初めてでした。正直、大丈夫かなぁ~って思いました。……でも、大丈夫でした! それは、なんでだと思いますか? それは……、後輩たちが頼もしくなっていたからです!」と彼女が言った際、後輩たちが人目も憚らず大号泣した場面は、道重が如何にリーダーとして優れた存在であるか語る上で、欠かせないエピソードとなっている。

<「今のモーニング娘。を知ってもらいたい」>

 また、彼女は「今のモーニング娘。を知ってもらいたい」という、自身の、そして先に卒業していった全メンバーたちの願いを叶えるべく、最後まで諦めることなく奔走。その想いをテレビ番組で涙ながらに語ったエピソードも有名だが、気付けばモーニング娘。は、オリコン週間シングルランキング5作連続1位という、同グループにとって前代未聞の快挙を達成。道重さゆみリーダー時代に2度目の全盛期を到来させ、再び世間の視線を振り向かせてみせた。

 CD発売日にイベントがないこともあった時代のモーニング娘。から、今日のモーニング娘。'14までの歴史を健気に駆け抜けてきた道重さゆみ。彼女がいなければ……という言葉から始まる話は挙げればキリがない。そんな偉大なるアイドルが、本日、山口県 周南市文化会館公演にて“今年の秋ツアーの最終日をもって、モーニング娘。'14、ならびにハロー!プロジェクトを卒業する”と、発表。

<モーニング娘。'14にとって最大の転換期となるシーズン>

 モーニング娘。のメンバーである以上、卒業は必ずやってくる。この抗いようのないストーリーを痛いほど熟知しているファンでさえも、道重の卒業発表に対しては、各SNSサイトのコメントなどを覗いてみると、上手く言葉を紡げないでいる人は多い。何故なら彼女は“モーニング娘。再燃”に誰よりも人生を懸けた立て役者であり、同時にあらゆるファンから親しまれている愛すべきキャラクターの持ち主であったからだ。

 とは言え、今年の秋ツアーの最終日をもっての卒業は覆らない。プロデューサーのつんく♂も療養中という状況下で、他のメンバーはどのように残された日々を過ごすのか。そして道重さゆみはモーニング娘。での人生をどう締め括るのか。モーニング娘。'14にとって最大の転換期となるシーズン。ぜひ刮目してほしい。