ファレル「ハッピー」ついに9週目の全米No.1獲得
ファレル「ハッピー」ついに9週目の全米No.1獲得

 9週目のNo.1で、なんとポイントアップ!2位以下と差をつけて、ファレルの「ハッピー」が首位をキープした5月3日HOT100チャート。

 先週まで2位のジョン・レジェンド「オール・オブ・ミー」が僅差に迫り、いよいよ首位入れ替わりかと予想していた矢先、今週はこの「ハッピー」が巻き返し、また断トツの首位マークとなった。昨年、12週のNo.1を獲得したロビン・シックとのコラボレーション・ソング「ブラード・ラインズ」の記録を更新する可能性も高く、2年連続のイヤーエンド・チャートTOP10入りは間違いないだろう。

 4位に後退していたジェイソン・デルーロの「トーク・ダーティー」が、アルバムリリースの効果で再びTOP3入り(3位)と返り咲き、今週はTOP10入りを果たした楽曲が2曲。12位から8位にアップしたのは、ジャスティン・ティンバーレイクの「ノット・ア・バッド・シング」。昨年、年間アルバムチャートを制覇した『20/20 エクスペリエンス』の続編、『20/20 エクスペリエンス 2/2』からの3rdシングルで、「ミラーズ」(2位)以来約1年ぶり、通算15曲目のTOP10入りとなった。

 そしてジャスティンと同時にTOP20入りを果たし、並ぶようにして上昇してきたのは、クリス・ブラウンの「ローヤル」。ジャスティンよりも若干伸び率は低かったものの、デジタル・セールスが好調で先週の11位から9位にアップした。5月5日にリリース予定の6thアルバム、『X』からの先行シングルで、通算13曲目のTOP10入り。この曲は、リル・ウェインがゲストに迎えられているが、プラス・ゲストとして、フレンチ・モンタナ、そしてトゥー・ショート、さらにタイガのバージョンが存在し、それぞれの曲のダウンロード、ストリーミング回数が加算され、一気にポイントが伸びたこともヒットの要因となっている。

 デビュー・アルバムから「サマータイム・サッドネス」が世界的ヒットを記録した、ラナ・デル・レイの新作『ウルトラヴァイオレンス』から、先行シングル「ウエスト・コースト」が17位にホット・ショット・デビュー。16日からiTunesで配信がスタートし、セールスも視聴回数も順調に伸ばし、アルバムリリースまでにTOP10入りも期待できそうだ。

 その2日後、18日から公開されたワン・ダイレクションの「ユー・アンド・アイ」のビデオも好調で、今週68位に初登場。ロングヒットを記録している「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」のビデオも手掛けた、ベン・ウィンストンやジュリアン・ブネッタ、ジェイミー・スコットも参加し、ツアーもスタートすることから、この曲もヒット確実だ。