BiS おっぱい騒動もあった不眠不休の沖縄3days“ファイナルダンス開幕”
BiS おっぱい騒動もあった不眠不休の沖縄3days“ファイナルダンス開幕”

 7月8日 横浜アリーナでの【BiS解散LIVE BiSなりの武道館】で解散する異端児アイドルグループ BiS。4月12日~14日 沖縄での超過密スケジュールの中で、ラストツアー【THE BiS WHO SOLD THE WORLD TOUR】を開幕させた。

<沖縄の海でファンと戯れ/下北沢シェルターの元店長へ恩返し>

 4月12日 全メンバー揃い踏みでは初の沖縄上陸を果たしたBiSは、まず国際通りの“道頓堀”というお店で沖縄料理を堪能してから、“BiS 沖縄公演 JTBオフィシャルツアー”参加者を那覇空港でお出迎え。一緒にバスへと乗り込み、バスガイドごっこや沖縄での思い出などを披露し、到着した美らSUNビーチではエメラルドグリーンに輝く海辺でファンと記念撮影。海水や水鉄砲に入ったコーラを浴びさせるサービス等もあり、幸福感溢れる時間を過ごす。

 そして夜は沖縄Outputで開催された【OUTPUT異種格闘】へ出演し、地獄車等と競演。同ライブハウスは、BiSをインディーズ時代から支えてきた下北沢シェルターの元店長 上江洲修(http://bit.ly/1gxY9bv)が経営しており、解散前に何とかBiSを沖縄に呼びたいという彼の想いから、今回の沖縄遠征は実現した。ゆえにBiSは汗だくになりながら大暴れ。しっかりと進化した姿を恩人にも見せつけている。

<まさかのビキニライブ敢行「好きなおっぱいでも見つけて」>

 4月13日 睡眠時間もほぼないままに様々な仕事をこなしていったBiSだが、沖縄らしい場所や食事を堪能できていたこともあってか、この日のラストツアー【THE BiS WHO SOLD THE WORLD TOUR】初日公演@沖縄Outputも全身全霊で臨む。解散を発表したばかりのTHE BOOM「島唄」に合わせて、まずはビキニ姿のプー・ルイ(リーダー)だけがステージ上に現れ、他のメンバーは客席後方からバズーカでCO2を噴射させながら、同じくビキニ姿で突進。揉みくちゃになりながら最後のツアーを開幕させる。

 その後も、ビキニ姿にも関わらず、ポロリのリスクも気にせずにサキ様(ハンサム担当)が客席へダイブし、暴走時のエヴァンゲリオンのように観客の頭上に立ち上がり狂乱、あまりものヒートアップで一時中断&マネージャーからの注意があったものの、プー・ルイ「お好みのおっぱいでも見つけて帰ってくださーい」からの「MURA-MURA」披露で再び大変な騒ぎになったりと、ライブはカオス状態に。なお、このビキニライブの模様(http://bit.ly/1m4ucXH)は、YouTubeにて早速公開されている。

<7月8日 横浜アリーナでの解散へ向けてのファイナルダンス>

 終演後の特典会はビキニ姿じゃないと知り、ブーイングが飛び交うおっぱい騒動も楽しみながら、4月14日 睡眠時間はほぼ皆無の中で、BiSにとっては最後の沖縄での仕事になるであろうアレコレを早朝……というか、夜中から何とか完遂。すると上江洲氏やBiS運営からのご褒美としてバーベキューが行われ、メンバーはワーキャー楽しみながらも、前述のツアー初日で初披露したニューシングルについてや、BiSの今までとこれから、解散に向けた意気込み等についてスタッフと語り合い、有意義な時間を過ごしていた。

 こうしてとうとう始まってしまった、7月8日 横浜アリーナでの解散へ向けてのファイナルダンス。BiSは結成当初からの目標“伝説”に成り得るのか。最後の最後まで目が離せない。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:外林健太