横山健が残してきたもうひとつの“叫び”を書籍化
横山健が残してきたもうひとつの“叫び”を書籍化

 「自分を信じないで、誰のための人生なんだ――」。バンド Ken Yokoyamaのフロントマン、自主レーベル PIZZA OF DEATH RECORDS社長、そして再始動したHi-STANDARDのギタリストとして日本のロックシーンを牽引し続ける横山健の著書『横山健 随感随筆編』が、5月15日に発売される。

 本書は、ネットが今ほど普及する前の2002年からPIZZA OF DEATH RECORDSのオフィシャルウェブサイト内で書き続けている『横山健の別に危なくないコラム』より、“発信者として”、“親として、家族として”、“ミュージシャンとして、ギタリストとして”、“日本人として”という4つのテーマに沿って選定し編成。さらに、特別書き下ろしとして、“なぜ、自分の考えを活字という形で表現するのか”について語った「イントロ」、そして自身の思いを読者へ手紙形式で綴った「横山健からの手紙」も掲載している。

 昨年11月にはドキュメント映画『横山健 -疾風勁草編-』が上映され(約3万人を動員)、自身の半生について語ったが、『随感随筆』(※思うまま感じるままに書き付けること)と題したこの本には文字どおり横山健という1人のロックンローラーが、その時その時に何を感じたか、どのような葛藤を抱えていたか、どんな肚の括り方をしてきたか。文字として表現せずにはいられなかった、彼のもうひとつの“叫び”が記されている。


書籍『横山健 随感随筆編』
2014/05/15 RELEASE
1,500円
[第1章 発信者として]
便利さと引き換えに
男と女
音楽と根性
自分の人生の価値観をどこに見出すか…ほか

[第2章 親として、家族として]
親バカじゃない親は親じゃない、ただのバカだ
誰かがオレの家族に手をかけたら、
全力でそいつを殺す
世の中の残酷さを知らなきゃ渡っていけない
兄の死…ほか

[第3章 ミュージシャンとして、ギタリストとして]
ギターは人に教わるもんじゃない
ロックを体に浴びて、行儀良く観ていられるか?
ビートを繋ぎ続けろ
バンドマンの時を跨いだロマン…ほか

[第4章 日本人として]
日本人としての精神性
Ken Bandとの震災後
日の丸
愛されることを恐れない…ほか