ビッグ・ボーイが敏腕マネージャーとマネージメント契約
ビッグ・ボーイが敏腕マネージャーとマネージメント契約

 ヒップ・ホップデュオ、アウトキャストのメンバーとして知られるビッグ・ボーイが、マルーン5やロビン・シックのマネージメントを手掛けるジョーダン・フェルドスタインのCareer Artist Managementと契約を結んだことが明らかになった。

 6度のグラミー賞受賞経歴があり、ソングライター、レコード・プロデューサー、俳優でもあるビッグ・ボーイは、4月にアウトキャストとして【コーチェラ・フェスティバル】に出演するのに合わせ、新しいソロEPをリリースする予定だ。

 Career Artist Management創始者でCEOのフェルドスタインは、マルーン5の結成から10年以上マネージャーを務め、3度のグラミー賞および全世界で1000万枚以上のアルバムを売り上げるグループへと導いた。

 “敏腕家で人を動かす力のあるジョーダンは、自分にうってつけの男”と語るビッグ・ボーイは、「彼の持つエネルギーが好きだ。我々は今年発表する新しいマテリアルやコンテンツが既に沢山あり、取り掛かるのが待ち遠しい」とステートメントで述べている。

 一方のフェルドスタインは、ビッグ・ボーイのようなヒップ・ホップのアイコンが自分たちのマネージメント・リストに加わり光栄だとし、「アーティストとしてのビッグ・ボーイ・ブランドをさらに拡大することにワクワクしており、その準備は万事出来ている」とコメントしている。

 ビッグ・ボーイは、アウトキャストとして1996年の『反逆のアトランタ』、1998年の『アクエミナイ』、2000年の『スタンコニーヤ』、そしてアンドレ3000の『ザ・ラヴ・ビロウ』とビッグ・ボーイの『スピーカーボックス』の2枚のソロアルバムからなる2003年リリースの『スピーカーボックス/ザ・ラヴ・ビロウ』など、6枚のスタジオアルバムをリリースしている。

 また、ビッグ・ボーイとしての初ソロアルバム『サー・ルシャス・レフト・フット:ザ・サン・オブ・チコ・ダスティ』(2010年リリース)は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場3位となり、レイクウォンとアンドレ3000(「Royal Flush」)、ジャネール・モネイ(「Be Still」)、ジョージ・クリントンとトゥー・ショート(「For Yo Sorrows」)などのアーティストとコラボレートした同アルバムは、これまでに24万4千枚(ニールセン・サウンドスキャン調べ)のセールスを記録している。

 なお、フェルドスタインは今年1月、ビバリー・ヒルトンで開催されたクライヴ・デイヴィスのグラミー賞前夜祭にて、シャロン・オズボーンと口論になったことが話題となった。報道によると、口論の末にオズボーンはフェルドスタインの料理をひっくり返し、水を浴びせる騒動にまでなったようで、翌日、フェルドスタインの顧客の一人であるサラ・バレリスはマネージャーである彼との決別を公表した。