ファレルの勢い止まらず、「ハッピー」が3週連続全米ビルボードNo.1獲得
ファレルの勢い止まらず、「ハッピー」が3週連続全米ビルボードNo.1獲得

 ファレルの「ハッピー」が絶好調!3週目でさらにポイントを伸ばしNo.1をマークした、3月22日HOT100チャート。

 先日開催された第86回アカデミー賞でのパフォーマンスに加え、今週のアルバム・チャートで2位にデビューを果たしたアルバム『GIRL』のプロモーション効果が加わり、3週目の首位で最高のポイントをマークしてのNo.1獲得となった。昨年は自身がプロデュースを果たし、ゲスト参加したロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が12週間の首位を獲得する大ヒット(年間2位)、そして、最高位2位まで上昇し、こちらもフューチャリング・アーティストとしてクレジットされたダフト・パンクとの「ゲット・ラッキー」が、1月に行われたグラミー賞を獲得するなど、とにかく大活躍のファレル。今週、アルバムとの2冠を達成できなかったのは残念だが、今年もこの「ハッピー」の大ヒットを皮切りにミュージック・シーンを盛り上げてくれそうだ。

 ケイティ・ペリーの「ダーク・ホース」は、2位に停滞中。一方、3週目にしてTOP3が交代となり、ジェイソン・デルーロの「トーク・ダーティー」は4位に後退し、代わって3位には、自身初のTOP3入りを果たした、ジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」がランクインした。エアプレイ、ストリーミング回数共に安定したポイントアップを図り、すでに現時点で自身の大ヒットソングであった「オーディナリー・ピープル」を超えるヒットとなっている。自身の甘いエピソードも交えた美しいビデオも印象的で、このヒットによりアルバム『ラブ・イン・ザ・フューチャー』も、未だ20位台にランクインするロングヒットとなっている。

 5位から8位までは、バスティル、ロード、ビヨンセ、ワンリパブリックと、先週と変わらず。そして9位には、予想通りアカデミー賞主題歌賞を受け、イディナ・メンゼルの「レット・イット・ゴー」が、初のTOP10入りを果たした。いよいよ3月14日に日本でも公開されるディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌として、アメリカだけに留まらず、全世界で大ヒットを記録し、すでにプラチナ・レコードに認定されている。日本版では歌手のMay J. が同曲の日本語バージョンを担当していて、映画公開後は、May J. と共にイディナの「レット・イット・ゴー」も日本でブレイク必須となることは間違いなさそうだ。また、各国の吹き替え版で声優を務めた女優による「レット・イット・ゴー」のメドレーが話題をよんでいて、日本版の松たか子が歌うサビのヴァースが“最も美しい”と世界のネットユーザーから称賛の声が相次いでいる。