コールドプレイ、幻想的な新曲「ミッドナイト」のMVを公開
コールドプレイ、幻想的な新曲「ミッドナイト」のMVを公開

 コールドプレイが非常に印象的な新曲「ミッドナイト」のミュージック・ビデオを公開した。同曲は、初期にチャートを制したロック的な要素はなく、6thアルバムを制作中である彼らの“ボン・イヴェールのレコードを聴きまくっている”という言葉が理解できる曲となっている。

 木の生い茂った場所での陰画撮影で撮られた、この幻想的な映像は、コールドプレイのメンバーが軽快なエレクトロ・ポップ・アレンジにあわせて踊る様子を追っている。また、街の様子への切り替わりが加速するとともに、さまよう狼の姿も垣間見られる。同ビデオは、クリス・マーティンの妻、グウィネス・パルトローとの間に授かった娘のアップルの洗礼親にあたる、メアリー・ウィグモアが監督を務めており、ドイツの“SPIEGEL ONLINE”で2月25日にプレミア公開された。

 同曲の荒涼とした雰囲気やボーカルの多重録音、そしてボコーダのようなサウンドは、コールドプレイが比較されているU2やレディオヘッドよりもむしろ、ボン・イヴェールもしくはザ・ナイフを彷彿とさせる。

 現在、2011年の『マイロ・ザイロト』ぶりとなるニューアルバムを準備中のコールドプレイ。昨年8月には、『ハンガー・ゲーム2(The Hunger Games: Catching Fire)』のサントラから「アトラス」をリリースしている。