ヒット曲コンピ『ナウ 49』がシリーズ17枚目となる全米チャートNo.1獲得
ヒット曲コンピ『ナウ 49』がシリーズ17枚目となる全米チャートNo.1獲得

 ヒット曲満載のコンピレーション・シリーズ『ナウ49』がNo.1デビューを果たした2月22日アルバムチャート。

 リリースごと、常にTOP3入りは確実の大ヒットシリーズ『ナウ』の49枚目は、98,000枚と1週で約10万枚を獲得。前作は114,000枚と近年リリースしたシリーズの中でも高い数字をマークしたが、3位にとどまる結果となった。その数字に次ぐ、111,000枚を獲得した2012年の夏にリリースされた『ナウ43』で首位を獲得して以来、シリーズとしては1年半振りとなる首位、17枚目のNo.1獲得となった。グラミー年間最優秀楽曲賞である、ロードの「ロイヤルズ」や、今年3週間のNo.1を獲得したピットブル&ケシャの「ティンバー」、現在TOP10入りを果たしている、ワンリパブリックの「カウンティング・スターズ」や、クリスティーナ・アギレラ&ア・グレート・ビッグ・ワールドの「セイ・サムシング」も収録されている、まさに“ナウ”の詰まったお得盤。

 5週目の首位ならず、2位にダウンした『アナと雪の女王』だが、88,000枚と僅差。今週シングルチャートで18位まで上昇したイディナ・メンゼルの「レット・イット・ゴー」が大ヒットしていることからも、また、アカデミー賞が間もなく(3月2日)開催されることからも、上位停滞、首位返り咲きの可能性も高いだろう。

 今週、最もアルバム・セールスを伸ばしたのが、ブルーノ・マーズ。2012年末リリースされた『アンオーソドックス・ジュークボックス』が、再び3位まで上昇。2010年にリリースされたデビュー作『ドゥー・ワップス&フーリガンズ』も、11位まで再浮上した。全米での視聴率が46.4%と驚異的な数字を記録した第48回スーパーボウルのハーフタイムショー(2月2日)に出演したことが要因で、途中CM中にもブルーノの楽曲が起用されたり、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとの共演が話題を呼び、番組が米国テレビ史上最多視聴者数記録を更新したことからも、アルバムの売上げが上昇することは間違いなかったと予想されていた。

今週は、4位から6位までが初登場。まず4位には90年代のヒットメイカーによるコラボレーション・アルバム、トニ・ブラクストン&ベイビーフェイスの『恋愛~結婚離婚』が67,000枚を獲得してデビューした。1992年の「ギブ・U・マイ・ハート」以来、21年ぶりとなる共演で、変わらぬ相性の良さを本作でも魅せている。5位には、ブロークン・ベルズの約4年ぶりとなる2ndアルバム、『アフター・ザ・ディスコ』が初登場。UKでは12位とTOP10入りを逃したが、全米では44,000枚を獲得して、前作の7位を上回る記録を更新した。6位のリトル・ミックスは、43,000枚とブロークン・ベルズと僅差でTOP5入りは逃したものの、本作『サルート』で2作連続のTOP10入りを果たした。ワン・ダイレクションを輩出したオーディション番組「Xファクター」の第8シーズンで優勝を果たした4人組ガールズ・グループで、デビュー作『DNA』(2012年)は4位を記録、プラチナ・レコードに認定される大ヒットを記録している。