ブルース・スプリングスティーン 『ハイ・ホープス』がキャリア史上11枚目の全米No.1獲得
ブルース・スプリングスティーン 『ハイ・ホープス』がキャリア史上11枚目の全米No.1獲得

 ミスターUSAこと、ブルース・スプリングスティーンの新作『ハイ・ホープス』が堂々のNo.1デビューを果たした、2日1日アルバムチャート。

 1973年のデビューから41年。1980年にリリースした5枚目のアルバム『ザ・リバー』で初の首位獲得してから、84年の『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』 で1500万枚という驚異的なセールスを記録し、80年代では4作、90年代で1作、2000年以降では5作と、衰えを感じさせない人気を誇り、本作でキャリア史上11枚目となる首位獲得となった。本作は全米に留まらず、UKやカナダ他、9か国でNo.1デビューを果たしていて、自身がキャリア史上最高の楽曲と語るだけはあり、評価も高い。

 本作は、これまで書きためてきた楽曲とライヴで演奏されていた未収録の楽曲をスタジオ録音した、18作目のオリジナル・アルバム。日本では、1月29日にリリースが予定されていて、初回限定盤には、『ボーン・イン・ザ U.S.A.』のライヴを収録したボーナスDVDも収録される。

 3位には『キッズ・ボップ25』が初登場。昨年2月2日付チャートで2位をマークした、『キッズ・ボップ23』、8月3日付3位にデビューした『キッズ・ボップ24』に続くTOP3入りとなった、10代の子供がヒットソングをカヴァーする人気のオムニバス盤。今作では、ケイティ・ペリーの「ロアー」や、ワン・ダイレクションの「ベスト・ソング・エヴァー」、マイリー・サイラスの「レッキング・ボール」等、キッズにも人気のアーティスト・ナンバーが目白押し。3作目の初登場作品は、5位のジェニファー・ネトルズ。カントリー・チャートでは5曲のNo.1、3作のNo,1アルバムを獲得している、カントリーデュオ、シュガーランドのメンバーで、ソロ作品としては初のアルバムでとなる。この『ザット・ガール』から、同タイトルのシングルがTOP40入りを果たし、54,000枚と高セールスをマークし、見事TOP5入りを果たした。

 続いて6位も初登場。サンディエゴ出身のオルタナティヴ・ロックバンド、スウィッチフットの9作目のスタジオ・アルバム『フェーディング・ウェスト』が39,000枚を獲得して3作目のTOP10入りを果たした。ロックチャートでは2位、クリスチャン・アルバムではNo.1デビューを獲得、2003年にリリースした4thアルバム、『ビューティフル・レットダウン』から、5作目のクリスチャン・アルバム首位となる快挙。

 TOP10以下では、カントリー界の大御所 ジョニー・キャッシュの娘であるロザンヌ・キャッシュの13枚目のスタジオ・アルバム、『ザ・リバー・アンド・ザ・スレッド』が初登場。78年のデビューから、Billboard200チャートでは最高位獲得(カントリー・チャートでは2作のNo.1)となる。