ディズニー映画『アナと雪の女王(Frozen)』のサウンドトラックが、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2週目のNo.1となった。しかし、映画自体も大ヒットしているものの、ラジオ業界はなぜか同映画の音楽にあまり注目していないようで、全米ラジオ局でのオンエア曲をモニターしているビルボードのエアプレイ・チャートには見当たらない。

 イディナ・メンゼルの「レット・イット・ゴー」は既にダウンロード数606,000(ニールセン・サウンドスキャン調べ)を記録しているが、ディズニーがアダルト・コンテンポラリーのラジオ各局に配布したのはわずか2週間前で、それまで地方のラジオ局には売り込みをしていなかったことも一因だろう。

 ちなみに先週、同曲をオンエアしたのはわずか6局で、合計21回だった(ラジオ・ディズニーを除く)。一方、映画のエンドクレジットで流れるデミ・ロヴァートのバージョンは3局でオンエアされていた。

 なお、ラジオ・エアプレイでのチャートインがなくアルバム・チャートNo.1になったのは、『アナと雪の女王』のサントラが初めてではない。昨年のNo.1アルバム43枚のうち、ビヨンセのサプライズ・アルバム『ビヨンセ』、カントリーのガース・ブルックスの『ブレイム・イット・オール・オン・マイ・ルーツ』など6枚が同様だった。