マイリー・サイラスが9週ぶり全米No.1返り咲き、ロードから首位奪取
マイリー・サイラスが9週ぶり全米No.1返り咲き、ロードから首位奪取

 「ロイヤルズ」10週連続首位ならず、マイリー・サイラスの「レッキング・ボール」が、9週ぶりに首位に返り咲いた12月14日付HOT100チャート。

 9月28日付で初のNo.1を獲得し、2週にわたって首位をマークした「レッキング・ボール」だが、その後、一旦後退するも、TOP3を行ったり来たりと安定したセールス、エアプレイを獲得していた。同時に首位に輝いたアルバム『バンガーズ』のセールスも順調で「レッキング・ボール」の返り咲きに連動して、先週の16位から9位へとこちらも返り咲きのTOP10入りを果たしている。アメリカン・ミュージック・アワードでのパフォーマンス効果とともに、コメディアンがマイリーを真似て全裸で披露したパロディー動画が、今最も話題となっていることから再ブレイクした要因。

 おそらく今週No.1になるであろうと予想されていたエミネムとリアーナの「モンスター」は、「レッキング・ボール」の意外な再ブレイクにより今週も2位に停滞となったが、先週よりもまたポイントを伸ばしていることから、次週、ワンランク・アップの可能性も高い。『ザ・マーシャル・マザーズLP2』のセールスも、4週目にして未だ20万枚のセールスを記録するまさにモンスター・ヒットに至っている。

 ロードの「ロイヤルズ」は3位に後退し先々週TOP10入りを果たした、ピットブルとケシャのデュエット「ティンバー」は、8位から4位に上昇。アメリカン・ミュージック・アワードでのパフォーマンス効果で一気にTOP5入りを果たし、ピットブルはこれで6曲目、ケシャは7曲目のTOP5入りとなる。4位から5位にダウンしたが、ポイント自体はアップしているワン・リパブリックの「カウンティング・スターズ」や、7位のイマジン・ドラゴンズの「デモンズ」は好調。

 そして、先週の13位から8位に再浮上したのは、ワン・ダイレクションの「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」。11月16日付で6位にデビューしたこの曲は、今週No.1デビューを果たしたアルバム『ミッドナイト・メモリーズ』からの先行シングルで、アルバムのプロモーション効果によって、エアプレイ等が上昇した。同時に、8月に2位でデビューを果たした「ベスト・ソング・エヴァー」も43位にリ・エントリーしている。この『ミッドナイト・メモリーズ』は、ジャパン・チャートでも2位にデビューし、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は、ジャパン・エアプレイでNo.1を獲得している。

 新たなTOP10入りは、クリスティーナ・アギレラとア・グレイト・ビッグ・ワールドによる、「セイ・サムシング」。FOXテレビのダンスオーディション番組「アメリカン・ダンスアイドル」でブレイクをしているこの曲で、ア・グレイト・ビッグ・ワールドは初のTOP10入り、アギレラにとっては11曲目のとなる。アギレラは、2011年9月にNo,1に輝いた、マルーン5との「ムーヴス・ライク・ジャガー」、今年の4月に8位をマークした、ピットブルとの「フィール・ディス・モーメント」など、近年、他アーティストとのコラボによるヒットが目立つ。

 TOP10以下では、47位に初登場一番人気でジャスティン・ビーバーの「ローラーコースター」がデビューした。恋愛関係のアップダウンを歌った曲で、9月末から新曲を1週間に1曲ずつ10週連続で発表する企画「#ミュージック・マンデー」の第8弾シングルとなる。