倖田來未、約5年ぶりとなるファンクラブ限定全国ライブハウスツアー【Koda Kumi Fanclub Live Tour ～ Let's Party Vol.2 ～】。ツアー終了に伴い、その内容が解禁となった。
＜“QUEEN OF LIVE KODA KUMI”の称号に恥じないパフォーマンス＞
今回のツアーは、より近くでファンに歌を届けたいという想いから、敢えてライブハウスばかり全国9か所で19公演を実施。10月30日のZepp DiverCity Tokyoでは、幼い子供が泣き出すほどリアルかつ立体的な“ハロウィン”仕様のセットや演出が施されている中、鳴り止まない「くぅちゃん！」コールに誘われるように倖田來未は登場。魔女に扮し、ダンサーと共に力漲りっぱなしのダンスを見せつけつつ、パワフルでソウルフルな歌声でも観客を魅了し、“QUEEN OF LIVE KODA KUMI”の称号に恥じないパフォーマンスを披露していく。
東京ドームでワンマンライブを開催できるほどのトップスターになり、近年は空を飛んだり、水中に潜ったり、客席をジープで爆走したり等々、ド派手なパフォーマンスで観客を驚かせていたが、今回のツアーでは“歌”と“ダンス”という倖田來未の基礎にして最強の武器を全面に打ち出していた為、彼女の本質をとことん堪能することができた。普段は披露されない（初披露も）楽曲をメインに選曲していたのだが、その実力を持ってすれば、どんなキラーチューンにも劣らない盛り上がりが生まれる。
＜昨日もカップヌードルみっつ食べましたけど……＞
また、倖田來未の基礎的な武器と言えば、もうひとつ“喋り”がある。ファンクラブツアーともなれば、その饒舌ぶりにはさらに拍車がかかる訳で、本人も最初のMCでは「1時間半喋ろうかなと、最初は思っていた」と告白。「you」を披露する際には、12週連続シングルリリースを敢行した当時について触れつつ「そのとき、みんな若かった？ 昨日とかも「私、中学生でした！」とか言われて……」と笑いを誘ったり、普段の自分について言及した際には「私だってムカつくこともあるし、あーもうお腹空いた～！ って言って、昨日もカップヌードルみっつ（とんこつ味、シーフード味、新発売のカレー味）食べましたけど……」と驚かせたり、等身大の倖田來未を楽しませてくれた。
＜超プレミアムなエンタテインメントライブも必見＞
なお、倖田來未は、12月4日 ライブDVD＆Blu-ray『KODA KUMI LIVE TOUR 2013 ～JAPONESQUE～』をリリース。倖田來未でしか表現できないオリジナリティ溢れる世界観と、新たな息吹を吹き込むカバー曲が融合した超プレミアムなエンタテインメントライブ、ぜひこちらもご覧頂きたい。
取材＆テキスト：平賀哲雄
◎倖田來未（11月28日ツアーファイナル）コメント
先日56枚目のシングル『Dreaming Now!』をリリースさせて頂いたのですが、こんなにもたくさんのシングルをリリースしているんですね！
実は今回の作品は“いくつになっても夢を持ち続けてほしい”という願いを込めて創っている作品でもあります。小学生の頃からアーティストになる夢を追い続け、高校3年の時にデビューをして、それから13年、アーティストとして活動させて頂いて、毎年毎年当たり前のようにツアーをやらせて頂いていますが、それって“普通”のことではないんですよね。ファンの皆さんがいるからこそ支えられている自分がいる。だからこそ1回1回を大切にし、皆さんに一生懸命愛を届けていきたいと改めて感じています。今回ライブハウスツアーを行い、ファンの皆さんにこんなにも近くで会えたこと、歌えたことは私の宝です。
次のツアーもまた皆さんと近くでお会いしたいという想いから、2014年は全国ホールツアーを開催することにしました。来年の春、一人でも多くの方にお会いできると嬉しいです。私は40歳、50歳になっても夢を追いかけ続けていきますので、皆さんも夢をあきらめないでください！ “ONLY ONE”の自分を大切に、そして、自分を信じて、夢を持ったら追いかけ続けてほしいです。今日は本当にありがとうございました！
姜尚中
ラリー遠田
東浩紀
