モータウンの伝説であるベリー・ゴーディとスモーキー・ロビンソンが11月11日、グラミー・ミュージアムによる【アーキテクツ・オブ・サウンド・アワード】の初受賞者に選ばれ、祝典イベントに出席した。L.A.ライブ内にあるミュージアムとクラブ・ノキアで開催された同ディナー/コンサートでは、教育プログラムやライブ、特別展示会など、グラミー・ミュージアムの様々な取り組みに対する支援のために50万ドル(約5,000万円)以上の寄付が集まった。

 業界のベテランでテレビ・パーソナリティのランディ・ジャクソンが司会を務め、ケリー・ローランド(「ダンシング・イン・ザ・ストリート」)、マイケル・ボルトン(「ホワッツ・ゴーイン・オン」)、ボーイズIIメン(「トラックス・オブ・マイ・ティアーズ」)、ルーク・ジェイムスとローランドのデュエット(「エイント・ナッシング・ライク・ザ・リアル・シング」)など、モータウン・クラシックの数々がイベントのハイライトを飾った。

 5年の契約延長にサインしたグラミー・ミュージアムの取締役、ボブ・サンテリは、パフォーマンスに先立つ挨拶にて、ミュージアムのサマー・セッションズ・バンドをフィーチャーしつつモータウンの不滅の影響について言及した。また、3,500ドル(約35万円)で売れたロビンソンのサインが入った「フーズ・ラヴィング・ユー」の直筆歌詞シートなど、何点かがオークションにかけられた。

 ロビンソンにはレコーディング・アカデミーの会長/CEO、ニール・ポートナウから、ゴーディにはソニー・ミュージックエンタテインメントの社長/CEOであるダグ・モリスからそれぞれ賞が授与された。【アーティスト賞】を受賞したロビンソンは、「ベリー・ゴーディに出会ったときに私の新しい人生が始まりました。この賞を親友である彼と共に受賞できて光栄です。彼は音楽の外観を変えました」とコメント。一方、【ビジョン賞】のゴーディは、“道なき道を一緒に歩んでくれた勇気ある全てのアーティスト、作曲家、プロデューサー、ミュージシャンたち”に謝意を述べた。