ロジャー・ウォーターズが20年ぶりにロック・アルバム制作中
ロジャー・ウォーターズが20年ぶりにロック・アルバム制作中

 20年以上にもわたり新しいロック・アルバムをリリースしてこなかったロジャー・ウォーターズだが、そろそろ変わろうとしているようだ。

 ウォーターズはローリング・ストーン誌でのインタビューにて、ニューアルバムをレコーディングしていることを明らかにしている。作業は9月の【ザ・ウォール】ツアーを終えてからすぐに取り掛かったとのことで、既にデモは完成させており、現在のところその長さは55分になるそうだ。

 また、同作はある種のコンセプト・アルバムになるといい、ウォーターズによると「人々が子供たちを殺す理由を、ある老人と子供が解明しようと試みる」といった内容で、「言うなれば、放送劇のようなもの」だという。

 元ピンク・フロイドのベーシスト/シンガーだった彼が最後にリリースしたアルバムは、2005年のオペラ作品『サ・イラ~希望あれ』だ。現在制作中のアルバムは5枚目のソロ作品であり、ロック・アルバムとしては4枚目となる。

 前回のロック・アルバムは1992年9月にリリースした『死滅遊戯(Amused To Death)』で、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では最高21位を記録している。