ブレイク・シェルトン、激しい首位争いの末15度目のNo.1に
ブレイク・シェルトン、激しい首位争いの末15度目のNo.1に

 ほぼ9年前、米ビルボードの“カントリー・エアプレイ”チャートが放送回数からオーディエンス・インプレッションに基づく集計方法に切り替わって以来、もっとも激しい首位争いのひとつが見られたなか、4位から1位に浮上したブレイク・シェルトンの「マイン・ウッド・ビー・ユー」が、ティム・マッグロウの「サザン・ガール」(3位から2位)をわずか1万8500インプレッションの差で破り(ニールセンBDS調べ)、見事15度目のNo.1を獲得した。

 同チャートの算出方法が2005年1月に変更されてから、上位2曲のデッドヒートは5回に渡り行なわれてきた。中でも2007年5月19日付けのチャートでは、シュガーランドの「セトリング」(2位から1位)とラスカル・フラッツの「スタンド」(1位から2位)がピタリと同点をマークし、初めに大きな上昇をみせた前者によって均衡が破られることになった。今回のシェルトンの1位獲得は、テイラー・スウィフトの「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」(3位から1位)がダリアス・ラッカーの「オールライト」(1位から2位)をわずか200インプレッション(2009年8月22日付)の僅差で破った記録に次ぐものだ。

 「マイン~」は、6月29日付チャートで1位だった「ボーイズ・ラウンド・ヒア」と、3月、4月にまたがり2週間No.1の座にとどまった「シュア・ビー・クール・イフ・ユー・ディド」に続き、シェルトンのアルバム『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー..』からの3曲連続No.1となった。シェルトンは初めて1位となった2001年8月11日付の週以来、トビー・キースとのタイ記録にて史上3番目に多いNo.1獲得数を持っている。ちなみに上位2人は、18回のケニー・チェズニーと16回のブラッド・ペイズリーだ。

 シェルトンの15回にわたる“カントリー・エアプレイ”No.1は以下のとおり。驚くことではないものの、No.1獲得のほぼ半分(7回分)は2011年4月26日からコーチとして出演を始めたNBCのオーディション番組『ザ・ヴォイス』以降のものとなっている。


◎ブレイク・シェルトン“カントリー・エアプレイ”チャート1位履歴
2001年、「オースティン」
2003年、「ザ・ベイビー」
2004年、「サム・ビーチ」
2008年、「ホーム」
2009年、「シー・ウドゥント・ビー・ゴーン」
2010年、「ヒルビリー・ボーン」 (feat. トレイス・アドキンス)
2010年、「オール・アバウト・トゥナイト」
2011年、「フー・アー・ユー・ホウェン・アイム・ノット・ルッキング」
2011年、「ハニー・ビー」
2011年、「ゴッド・ゲイヴ・ミー・ユー」
2012年、「ドリンク・オン・イット」
2012年、「オーヴァー」
2013年、「シュア・ビー・クール・イフ・ユー・ディド」
2013年、「ボーイズ・ラウンド・ヒア」(feat. ピストル・アニーズ&フレンズ)
2013年、「マイン・ウッド・ビー・ユー」