アンジェラ・アキやニプロCM手がけるエバラ 原宿で豊潤ライブ敢行
アンジェラ・アキやニプロCM手がけるエバラ 原宿で豊潤ライブ敢行

 2009年に旧知のアンジェラ・アキのオープニングアクトを務め、13年には彼女のアルバム『BLUE』、13年にはシングル『夢の終わり 愛の始まり』で計4曲のアレンジを担当したシンガーソングライター エバラ健太が、10月24日に原宿LIVE NOTE CAFEでアコースティックライブを行った。

LIVE NOTE CAFEの店長とのアクトの模様


 幼少期からアメリカ在住の父の元で過ごし、近年は地元 東京と第2の故郷である徳島を拠点に全国各地で弾き語りライブを行っている彼は、今年の春に“きみの元気は僕の元気さ ファイト!”でお馴染みのニプロのCMソング「みんな元気!」でボーカルとギターに抜擢された。

 さらに、夏には初の教則本『オリジナルソングを弾き語り!! シンガーソングライター入門』も発売し、Amazonベストセラーランキングで2位を獲得。的確なギターワークと歌唱によるオーガニックなサウンドを、デジタルマシンで即興的に加工しながら熱唱するスタイルで、シーンから注目されている存在だ。


 一方、この日のステージは45分ずつの2ステージとなり、エバラはアコギに加えてVoiceLive Play GTXを使用。こちらはギターフレーズのループやボーカルエフェクトなどの機能を合わせ持つギターボーカル用マルチエフェクトプロセッサーになるのだが、同機を駆使した彼のライブは特徴的だ。

 ギターのボディを叩いてドラムのようなリズムを録音、ループさせれば、ときにはコーラスを自ら即興で録音して美しい重奏を聴かせることもある。そうして豊潤なサウンドをたった1人で生み出していけるのが、エバラ健太というシンガーソングライターなのだ。

 さらに、選曲は最新ミニアルバム『WORLD』収録曲などオリジナル楽曲はもちろん、エリック・クラプトンやベット・ミドラーのカバーなども含まれている。ときにはLIVE NOTE CAFEの店長によるギター演奏をバックに、エバラがキーボードを演奏する一幕も。アットホームな雰囲気の中、笑顔の絶えないアクトで会場に集まった観衆を最後まで楽しませた。


 なお、エバラは10月26日、Acoustic Solo Liveにて水戸では初めてのソロライブを行うことが決定しており、11月25日にも京都のKYOTO ROOTER×2で開催されるイベントへ出演する予定だ。


◎エバラ健太 ライブ情報
【エバラ健太 Acoustic Solo Live】
10月26日(土) 水戸 Live Music Pub Paper moon
オープニング:田寺尚子(朗読)
チケット:2000円(+1drink)
info:http://papermo-on.org/

【KYOTO ROOTER×2 ~5th Anniversary~『Sound Identity』】
11月25日(月) 京都 KYOTO ROOTER×2
出演:西川進、エバラ健太、佐々木詩菜、森田大地
チケット:前売 2500円 / 当日 3000円(1Drink別)
info:http://www.rooterx2.com/