パール・ジャム 『ライトニング・ボルト』が全米No.1デビュー!
パール・ジャム 『ライトニング・ボルト』が全米No.1デビュー!

 パール・ジャムの『ライトニング・ボルト』が、初動枚数166,000枚を獲得して、No.1デビューを果たした11月2日付アルバムチャート。

 全米のみならず、オーストラリア、アイルランドでもNo.1デビューを果たし、UK(2位)をはじめ、10か国以上でTOP5入りを果たした『ライトニング・ボルト』。パール・ジャムの10作目となるスタジオアルバムで、1993年にアメリカだけで700万枚をセールスした大ヒット作『Vs.』から通算5作目のNo.1アルバムとなり、1991年のデビュー作『Ten』(2位)から全てのアルバムが、TOP10入りを果たしている。先行シングル「マインド・ユア・マナーズ」が、ロックチャートでは2位まで上昇し、アルバムの大きなプロモーションとなった。このアルバムのリリースと同時に現在全米ツアーが行われている。

 3位には、大御所ポール・マッカートニーの新作『ニュー』が、67,000枚を売り上げて初登場。ビートルズ時代の作品を除き、ウィングス時代の作品と合算すると、通算19枚目のTOP10入りとなり、1970年のソロデビューから43年、衰えない人気を証明した。UKでも同じく3位にデビューし、先週のジャパンチャートでは初登場の15位から5位に急上昇した。リード・トラック「ニュー」は、ジャパン・エアプレイ・チャートでNo,1を獲得し、今後もアルバムのヒットが期待される。

 5位に初登場したのは、フォーク・ロック・バンドのアヴェット・ブラザーズ。この『マグパイ・アンド・ザ・ダンデライオン』は、2002年のデビューから8作目となるフル・アルバムで昨年リリースされた前作『カーペンター』(4位)に続き、連続TOP5入りを果たした。

 続いて6位も初登場、スコッティ・マクリーリーの3rdアルバム『シー・ユー・トゥナイト』が52,000枚をセールスし、3作連続のTOP10入りを果たした。「アメリカン・アイドル」シーズン10の優勝者で、デビュー作『クリア・アズ・デイ』は首位を獲得、ミリオンセールスに認定されている。本作はカントリーチャートではNo.1デビューを果たし、3作連続でTOP3入りとなった。

 2位のマイリー・サイラスや4位のドレイク、7位のロードと、シングルチャートで大ヒットをしているアーティストのアルバムが強いが、8位には先週の11位へ、シェールの『クローサー・トゥ・ザ・トゥルース』が返り咲いている。

 9位には、ウィリー・ネルソンの68作目となるスタジオアルバム、『トゥ・オール・ザ・ガールズ』が初登場。カントリーチャートでは上位ランクイン常連だが、Billboard200でのTOP10入りは、これだけの作品がある中で、3作目となる。本作はタイトルが示すように、女性シンガーとのデュエット曲のみで構成された作品で、ドリー・パートンといった超ベテランから中堅のシェリル・クロウ、若手のキャリー・アンダーウッドまで、幅広い層のシンガーが参加している。

 10位には、ヘッド・アンド・ザ・ハートの2ndアルバム『レッツ・ビー・スティル』が42.000枚をセールスして初登場した。2011年のデビューアルバム『ヘッド・アンド・ザ・ハート』は最高位109位だったが、大きく順位を伸ばし、初のTOP10入りを果たした。

 TOP10以下でも初登場作品が多く、13位にはギャヴィン・デグロウ、15位にヘヴィメタル・バンドのトリヴィアム、16位にカントリーシンガーのチェイス・ライス、17位にナタリー・グラントと、TOP20以内10作が、初登場作品となった。