デヴィッド・ボウイ、エリザベス1世ら退け英国のベスト・ドレッサーに
デヴィッド・ボウイ、エリザベス1世ら退け英国のベスト・ドレッサーに

 デヴィッド・ボウイが英国人史上におけるベスト・ドレッサーに輝いた。BBCヒストリー・マガジン誌が実施した投票にて全体の48.5%もの票を獲得し、ボウイの人気とクールさを再確認する結果となった。

 ボウイのファッション・センスは、そのキャリアを通じて大きく印象付けてきた。今年前半に開かれ人気を博したヴィクトリア&アルバート博物館での展示会は、『ジギー・スターダスト』、『アラジン・セイン』、シン・ホワイト・デュークなど、ロンドン子であるボウイの常にスタイリッシュな容姿から、今日のキリっとした66歳のスタイルまでを探求するものだった。

 英国ファッション史における影響力とファッション・スタイルを評価する審査員によって選ばれた10人のうちのひとりだったボウイ。デザイナーのウェイン・ヘミングウェイに支持され、女王エリザベス1世やデヴォンシャー公爵夫人のジョージアナ・キャヴェンディッシュ、そして支度に毎日6時間かかったとされ“ダンディ”の起源となった“洒落者ブランメル”らを打ち負かした形だ。

 今年はチャートでも首位に輝くなど、大きな1年となっているデヴィッド・ボウイ。今年初旬にリリースされた最新アルバム『ザ・ネクスト・デイ』は世界的に大ヒットし、イギリスを含む15か国でNo.1を獲得。また、10月30日に発表される【マーキュリー賞】にもノミネートされている。