ボン・ジョヴィのティコ、2つの緊急手術を乗り越え復帰
ボン・ジョヴィのティコ、2つの緊急手術を乗り越え復帰

 ボン・ジョヴィのドラマー、ティコ・トーレス(60)が、フレズノ公演でのステージにて復帰した。

 メキシコ市のアメリカン・ブリティッシュ・コードレイ病院で虫垂切除の手術を受けたわずか1週間後、9月20日に胆のうの緊急手術を受けたトーレスは、10月8日の夜からツアーに復帰している。

 ボン・ジョヴィは公式サイトで、「おかえりティコ“ザ・ヒットマン”トーレス。一連の緊急手術の後、ティコはツアーに戻り、2時間20分のフルステージを演奏した」と発表している。

 【ビコーズ・ウィー・キャン】ツアーの南米、カナダ、西海岸のショーでは、トーレスの代わりをニュージャージー州ユーイング出身のリッチ・スキャネラが務めた。フロントマンのジョン・ボン・ジョヴィのソログループ、ザ・キングス・オブ・サバービア(The Kings of Suburbia)でプレイしていたスキャネラがバンドからの連絡を受けたのは、トーレスが最初の手術で入院した9月10日だったという。そこからわずか1週間で26曲を覚えた彼は、ブラジルで開催された【ロック・イン・リオ】のステージからドラムを引き継いでいた。

 スキャネラはハリウッド・リポーターに対し、「世界で最も偉大なバンドのひとつと一緒にプレイするよう頼まれ、僕はとても幸運だった。素晴らしい時間を過ごしたし、ボン・ジョヴィの組織全員が信じられないほど優秀なんだ。彼らは一流のグループだね。お礼を言うのは完全に僕の方だし、彼らのことを友達と呼べることを誇りに思うよ」と話している。