ジャスティン・ティンバーレイク 『20/20 エクスペリエンス 2/2』が前作に続き全米No.1に
ジャスティン・ティンバーレイク 『20/20 エクスペリエンス 2/2』が前作に続き全米No.1に

 約半年ぶりでのリリースとなるジャスティン・ティンバーレイクの4thアルバム、『20/20 エクスペリエンス 2/2』が、前作に続き2作連続でNo.1を獲得した10月19日付アルバムチャート。

 4月6日付アルバムチャートで、初動枚数がミリオンセールスと、驚異的な売上げでデビューを果たした前作『20/20 エクスペリエンス』の続編となるジャスティンの4作目のアルバムで、前作を超えるセールスとはならなかったものの、1週で35万枚を記録し、2位と大きく差をつけ、堂々のNo.1デビューを果たした。先行シングル「テイク・バック・ザ・ナイト」、2ndシングル「TKO」も同時にシングルチャートでランクインを果たし、また、出演した映画2本が公開されることから、アメリカでは大きな話題を呼んでいる。UKでは2位、その他5ヶ国以上でTOP5入りを既に果たしていて、日本では10月9日にリリースされたことから、ジャパンチャートでも、まもなくTOP10入りを果たすと予想されている。ジャスティンはこれで、2ndアルバムの『フューチャー・セックス/ラヴ・サウンズ』から3作連続でNo.1を獲得したことになる。

 2位には、先週60万枚を超える初動枚数を獲得してNo.1デビューを果たした、ドレイクの『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』がランクイン。今週も売上げが好調で、15万枚をセールスし、発売2週で80万枚に到達している。

 3位には、今週のHOT100チャートで2週目の首位を獲得した、ロードのデビューアルバム『ピュア・ヒロイン』が、初動13万枚を獲得してデビューした。本国、ニュージーランドとオーストラリアで初登場1位に輝き、先行シングルの「ロイヤルズ」も、アメリカのみならず、カナダでもNo.1に到達した。

 年間チャートの上位ランクインも間違いない、ルーク・ブライアンの『クラッシュ・マイ・パーティー』を4位に挟み、5位、6位も初登場。5位には、カントリーシンガー、タイラー・ファーのデビューアルバム『レッドネック・クレイジー』が3万枚を獲得し、初登場した。現在29歳の注目の新人で、父親もカントリーミュージシャンであり、様々なオープニングアクトをつとめたりと順調にキャリアを重ね、今年3rdシングルとしてリリースされたタイトル・トラックが、カントリーチャートで2位、エアプレイで3位、HOT100チャートでも29位まで上昇する大ヒットを記録し、アルバムの大きなプロモーションになった。

 6位には、ロサンゼルス出身のガールズ姉妹バンド、ハイムの「デイズ・アー・ゴーン」がデビュー。こちらもデビューアルバムで、オーストラリアでは2位、UKではNo.1デビューを果たし、6ヶ国でTOP10入りをしている。「フォーリング」や「ザ・ワイアー」など、日本人にも馴染みやすいポップなナンバーが聴き心地よく、ロックに偏らず、R&Bやフォークの要素等も取り込んだナンバーが目白押しで、曲作りの才能も高く評価されている。

 TOP10以下では、No.1デビューを果たした『20/20 エクスペリエンス 2/2』の前編、『20/20 エクスペリエンス』が先週の37位から11位にジャンプアップした。これは、2作が合作された『20/20 エクスペリエンス・コンプリート・エクスペリエンス』のセールスの影響と思われる。