ザ・ワイナリー・ドッグスの音楽を聴いていると、3人の名プレイヤーが奏でるベーシックなロック・サウンドへの回帰により、まるで“タイム・マシーン”に乗っているかのようになる。彼らが10月2日、米ビルボードのサイトで最新ビデオ「タイム・マシーン」を初公開した。

 グレッグ・カプラン監督による同ビデオは、メンバーが練習スペースと思われる場所で同曲を演奏しているところに始まり、その後はライブ映像に移り変わって締めくくられる。このライブ映像は、最近ソールドアウトにした日本公演の様子を録画したものだという。

 なお、シンガー兼ギタリストのリッチー・コッツェンは、「“タイム・マシーン”の詩は、悪習を克服しようとその根源を見つけに過去を見つめ返すといった、悪習と欲望の呪をひも解く探究を歌っている。人の悪い習慣の多くは過去に起きた出来事が元になっている、といった考え方を信じているんだ」と話している。

 コッツェン(元ポイズン、Mr.Big)、ベーシストのビリー・シーン(Mr.Big)、ドラマーのマイク・ポートノイ(元ドリーム・シアター)から成るトリオ編成のロック・グループ、ザ・ワイナリー・ドッグス。「タイム・マシーン」は、7月に全米リリース(日本では5月)され、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で最高27位をマークしたデビューアルバム『ザ・ワイナリー・ドッグス』からの最新シングルだ。