投獄中のプッシー・ライオットのメンバーが断食ストで入院
投獄中のプッシー・ライオットのメンバーが断食ストで入院

 ロシアのパンク・バンド、プッシー・ライオットのメンバーで投獄中のナジェージダ・トロコンニコワが、非人道的な労働環境であることに抗議するためハンガーストライキ(断食スト)を始め、7日目に刑務所病院に運ばれていたことが明らかになった。彼女の夫が発表した。

 ナジェージダいわく、非人道的な労働環境は女性刑務所における生活を脅かすものであるとし、その抗議のため9月23日よりハンガーストライキを始めていたという。

 彼女の夫、ピョートル・ヴェルジロフが政府と無関係の通信社であるインターファックスに話したところによると、彼女は29日に入院したとのこと。また、トロコンニコワの弁護士は26日以来、話すことも訪問することも禁じられており、彼女の状態について不安を募らせているそうだ。

 トロコンニコワと他のプッシー・ライオットのメンバーは2012年のはじめ、ロシアの大統領ウラジーミル・プーチンの統治に抗議するため、モスクワにあるロシア正教会の大聖堂内で即興パフォーマンスを行なったことが原因で投獄され、2年間の刑期を務めている。