マイリー・サイラス 過激MV「レッキング・ボール」が2週連続全米No.1獲得
マイリー・サイラス 過激MV「レッキング・ボール」が2週連続全米No.1獲得

 マイリー・サイラスの「レッキング・ボール」が2週目のNo.1に輝いた、10月5日付HOT100チャート。

 登場4週目でトップに立った先週に引き続き、デジタルセールス、ストリーミング回数、エアプレイ共に安定したポイントを獲得して、首位をキープした「レッキング・ボール」。マイリーにとって初のNo.1ソングであり、2週連続で首位を獲得したのは、アルバムチャートを含め、これが初となる。前シングル「ウィー・キャント・ストップ」(今週15位)の大ヒット、そしてこの「レッキング・ボール」のNo.1獲得により、10月8日にリリースされるアルバム『バンガーズ』への期待も大きく、配信サイトiTunesで予約をすると、大ヒット中のシングル「ウィー・キャント・ストップ」と「レッキング・ボール」ダウンロードできるという、プロモーションも行っている等、アルバムのNo,1獲得も間違いなさそうだ。

 続いて2位も、先週に引き続きケイティ・ペリーの「ロアー」が停滞した。こちらも安定したポイントを獲得しているが、同曲収録のアルバム『プリズム』(10月23日リリース)からの2ndシングル「ダーク・ホース」が早くもカットされ、今週17位に初登場した。ラッパーのジューシー・Jをフィーチャリングしたナンバーで、クールなヒップホップ調に仕上げたこの曲は、ケイティにとって13曲目のTOP20位入りとなり、次週以降TOP10入りすることは間違いなさそうだ。ケイティは前作『ティーンエイジ・ドリーム』からの1stシングル「カリフォルニア・ガールズ」、2ndシングル「ティーンエイジ・ドリーム」両曲を、2010年9月18日付チャートで、TOP10内に2曲、送り込んでいる。

 今週もTOP3は女性陣が独占し、3位も引き続きロードの「ロイヤルズ」がキープした。尚、この曲はデジタルセールスでは、1位のマイリー・サイラスを抑えNo.1を獲得している。

 上位3者を含め、TOP10内は順位の大きな変動や新しくTOP10入りした曲はなかったが、全体的にポイントはアップしていて、4位のアヴィーチーや6位のジェイ・Z、9位のラナ・デル・レイなどが更に上昇中。また、10位には2度目のTOP10入りを果たしたキャピタル・シティーズが再浮上した。

 7位に上昇したドレイクの「ホールド・オン・ウィアー・ゴーイング・ホーム」は、リリース日が1週延長され、9月24日にリリースされたアルバム『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』のプロモーションにより、2ランクアップ、次週はシングル、アルバム共に、チャートの上位にランクインすることが予想される。

 TOP10以下、今週の初登場一番人気曲は、12位にデビューした、ブリトニー・スピアーズの「ワーク・ビッチ」。9月17日から一斉公開され、公式サイトでは1週で600万回のストリーミングを記録、デジタルセールスも好調で、カナダ、フランスでは早くもTOP10入りを果たしている。12月3日にリリースが告知されたブリトニー8作目のアルバム(タイトル未定)からの先行シングルで、前々作『サーカス』、前作『ファム・ファタール』からの先行シングルが両曲、No,1を獲得していることから、「ワーク・ビッチ」の首位獲得も期待される。

 先週の25位から13位に急上昇したイルヴィスの「ザ・フォックス」は、5500万回のストリーミング回数を記録し、デジタルセールスも急上昇している